2016年8月

ロザリオの十字軍ー聖母の被昇天に向けてのノヴェナ

期間は、8月6日から14日までの9日間。
ノヴェナの意向は各自の自由。
下に、2015年8月5日付の、マリア・イマクラータの書いた記事を掲載します。

お知らせ
明日からロザリオの十字軍へ依頼した被昇天祭へ向けてのノヴェナが始まります。8月14日まで、毎日ロザリオを1連から1環祈ります。終了したならば、ノヴェナの願いが聞き入れられたかどうかにかかわりなく、感謝のロザリオ1連を8月15日に捧げることが勧められています。人間的にはわからなくとも何らかのよい効果が必ずあるからです。(2015年8月5日)
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ロザリオの十字軍以外の方も、ノヴェナに参加することが勧められていることは言うまでもありません。

日本中で、50余人のロザリオの十字軍が、またロザリオの十字軍に登録しておられない方たちが、同時に被昇天の祝日に向けてノヴェナを開始するということ、この現代の教会事情をかんがみ、その数が多いか、少ないかの判断は個人差のあるところだと思います。私は、決して少ないとは言えない、むしろ多いと思っています。

天は、様々な形で、私たち地上の人間に恵みの機会をお与えになられています。9日間続けて祈るノヴェナというワンセットに対しても、大きな恵みを注いでくださいます。その他、マリア・イマクラータという天の立てた幻視者の呼びかけに応えてのノヴェナということの恵みも下ります。また、ロザリオの十字軍の祈りとしても、そのことに対する恵みが降ります。先日引用したラッツィンガー枢機卿の言葉にあるとおり、「キリスト教とは恩寵であること、そして、この恩寵は祈りの中で開花する」のです。

(2016年8月6日)





画像の明

8月5日

マリア・ディバインマースィー
わが誕生日は非常に特別な祝日です
2011年8月4日 木曜日  20:30

「聖母:明日はわが子よ、私、あなたたちの最愛の母にとって非常に特別な祝日です、私の誕生日だからです」

8月5日が聖母マリアの本当の誕生日であるとの情報は、マリア・ディバインマースィー以外の幻視者のメッセージによるとばかり思っていました、送られた情報にはそのように書かれてあったからです。しかし、今日、本当に偶然に上記のメッセージを見つけました。

今日は、聖母の誕生日です!!

私たちの祝されし母の誕生日に、ロザリオ一連の花束をお祝いとしてお捧げしましょう。

明日から14日まで、ロザリオの軍隊に要請する聖母の被昇天の祝日に向けてのノヴェナです。

(2016年8月5日)










アシジのゆるし(ポルチュンクラの全免償)

http://www.paparatzinger.org/Chiesa/Aug.1996.Perdono_Assisi.pdf



ヴィジターの方が教えてくださいました。上の所で、ポルチュンクラについてのラッツンガー枢機卿(ベネディクトⅩⅥ世)の、1996年8月の講話が読めます。以下、その講話を原にまとめてみます。



ポルチュンクラの教会とは、聖フランシスコが、当時ほとんど崩れかかっていたその小さな教会を修復し、彼が数々の重要な体験を重ねた場所です。自らが聖クララに貧しさの修道服を与えたのもここででした。その実際の修復作業を、ラッツンガー枢機卿は比喩として、のちの聖フランシスコの行いを語ります「その荒れ果てた建物を修築しながら、実は生ける教会そのものを再生させるための準備をしていたことに、彼は未だ気づいていませんでした」

ある日(1216年7月)、聖フランシスコは教皇ホノリウスⅢ世を訪れ、尋常ならざる願いを告げました。彼は、罪を告白し、償いとしてポルチュンクラの教会に赴く者には、それまでの全人生を覆う全免償を与えてくださるよう願い出たのでした。免償の歴史は知りませんが、ラッツンガー枢機卿は「それは、償いの実践そのものを変えてしまった免償の始まりでした」と述べていることから、免償と言うことの始まりであったのでしょう。

なぜ聖フランシスコはそのような免償を教皇に願い出たのでしょうか。それには、当時の罪の償いについて少し知らねばなりません。当時は罪の償いとして教会から課せられる事の主流は大巡礼旅行でした。それは、サンチャゴやローマ、エルサレムにまで遠出することでした。フランシスコは「聖地に赴く手段や力に欠けていた人々、自らの信仰や祈り、そして福音に従がって自分の貧しさを生き抜くという心構え以外に与えるものが何もない人々、そんな彼らに対する配慮からこの免償を願い出ました」つまり、巡礼に遠出することが困難な貧しい人々のために、病気や怪我で遠出できない人々のためでした。

この免償を得るための条件も、時の流れと共に、変わり、最後的には小教区の教会に赴くことでもこの免償を得られるようになりました。

8月2日にこの免償に与れる人は限られているでしょう。しかし、その日、以下に示すラッツンガー枢機卿の述懐に心を寄せ、往時のカトリック教会の信仰というものを忍び、心を一致させて祈りましょう。

私の若いころの記憶に残るアシジの赦しの日は、自分の内面と向き合う格別に重要な日、個々人が祈りに潜心して秘跡を受けていた日、祈りの日です。私達の小教区の教会前広場は特別に厳粛な静けさと沈黙に支配されていました。教会を出たり入ったりする人々が絶え間なく続きました。キリスト教とは恩寵であること、そして、この恩寵は祈りの中で開花するものと実感できる雰囲気に包まれていました。この免償に関するあらゆる理論と無関係に、その日は信仰の日、静かな希望の日、確実に聞き入れていただけると皆が知っていた祈り、何よりもそれは死者のために役立つ祈りの日でした''」


8月2日に全免償を得る条件。
アシジのゆるしの全免償を受けるための条件(自分自身か死者のため)

☆ ゆるしの秘跡に与ること。神の恩寵に与っている状態にあるため。(8月2日の前と後の8日間以内、すなわち7月26日から8月9日までの期間内に(許しの)秘跡に与らねばならない)
☆ (その日)ミサに参加し、聖体拝領に与ること。
☆ ポルチェンクラの教会(もしくは、他のフランシスコ会か小教区の教会も可)を訪問し、いくつかの祈りを唱えること。必須の3つの祈りは以下の通り。

1.使徒信教 2.主の祈り Ⅲ.教皇の意向に沿った祈り(どんな祈りでもよいのですが、通常、主祷文、天使祝詞、栄唱、各一回づつ。この場合教皇とは偽りの預言者ではなく、ベネディクトⅩⅥ世であるべきです)


(2016年8月1日)


いよいよ明日から8月です。

頂いたメールによりますと、小教区によっては、ミサに定休日(!)があったり、週一回、金曜日にしかミサがないところがあるそうです。

様々な状況、条件の制約の下にあってさえ、私たちは天の意向に従い、この2016年の8月を、救霊のために祈り、犠牲を捧げましょう。


(2016年7月31日)

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