終末の時―大警告・再臨におけるカトリックの伝統と正統な信仰を求めて

トリエントミサ2

トリエントミサ2




ナザレトの聖家族の祝日…


本日1月10日は御公現後第Ⅰの主日、『ナザレトの聖家族の祝日』、1級大祝日です。典礼色は白です。

「この御公現後第一の主日が、1月13日にあたれば、「聖家族の祝日」だけをその日に行う。
レオ13世教皇によって定められたこの祝日は、キリスト信者の家庭に、ナザレトの、愛にみちた、聖なる家庭の模範を示すことにある。
<書簡>では、家庭の一致を強調し、<聖福音>では、聖家族の生活が、単に空想的なものではなく、あらゆる苦行と試練にみちていたことを教える。」(『毎日のミサ典書』)

書簡使徒聖パウロの、コロ祭人への書簡の朗読3の12-17

ルカの夜聖福音(2の42-52)
(2016年1月10日)

カテゴリ→トリエントミサ2





御降誕の大祝日の八日間中の主日


本日2015年12月27日、2級大祝日です。典礼色は白。

「指定巡礼聖堂はない。指定巡礼聖堂は、その時その時に信者に知らせる習慣であったか、それとも、小主日には、指定巡礼聖堂にあつまらず、各自の教会にあつまっていたか、いづれのためであろう。
御降誕の大祝日八日間中の主日であるから、<入祭文>には、平和の中にメシアが生まれるという予言を読む。<聖福音>は、復活という新しい考えに向かって、信者の心をひらかせる。神殿に奉献された幼児は、もはや神の田茂の生命と復活である。<書簡>でも同じことを教える。イエズスはわれらの兄弟であり、イエズスの霊は、われらに「わが父」なる神をもたらした。」(『毎日のミサ典書」)

カテゴリ→トリエントミサ2




待降節第四主日


[(指定巡礼聖堂。12使徒の大聖堂。)
昔は、今日のミサをおこなわなかっ。なぜならた、四季の土曜日の典礼と叙品式とが土曜日の夜から日曜日にかけて行われていたからである。
それで、本日(2015年12月20日)のミサの典礼の殆どは、ほかのミサからとったものである。
<書簡>は、前日の叙品式を思い出させ、司祭たちに向かって、言葉と秘跡という聖なる奥義をおこなって神の下僕なったことを記憶させる。
また、一般信者に向かって、司祭たちを批判しないようにとすすめる。
これはすべて、主のまじかな来臨に結び付いている。」(『毎日のミサ典書』)(2015年12月20日)

書簡―使徒パウロの、コリント人への書簡の朗読(前書4の1-6)

聖福音-ルカの聖福音の続誦3の1-28

カテゴリ→トリエントミサ2




待降節第三主日


[(指定巡礼聖堂。ヴァチカンの聖ペトロ大聖堂。)
叙品式をうける前の試験と断食の行われるこの週間のはじまりにあたって、公教会の初代の教皇である聖ぺトロの保護を願うのである。
御降誕の聖なるよろこびをはじめるこの週の主日を、昔は盛大に祝う習慣があった。現在では、オルガンの伴奏を行うことと、助祭と副助祭とが前を折らないダルマティカと、トウニチュラを付けることと、バラ色の祭服をつけることに、往昔の盛大な行事の名残りをとどめている。
キリスト教には、悲嘆の席はない.もっともきびしい季節さえ、喜びをひかえた季節である。今週もその一つである。

しかしキリスト教的よろこびは、キリストの愛によってもたらされたものであるから、主においてそのよろこびを見出さねばならぬ。
本日<聖福音>は、われらの内にすでにあるメシアを告げる。そのメシアを見出すためには、世俗的なわずらいにくもらされた目から、そのくもりを取り払わねばならぬ。」(『毎日のミサ典書』)(2015年12月13日)

書簡―使徒パウロの、フィリピ人への書簡の朗読(4の4-7)

聖福音-ヨハネの聖福音の続誦1の19-28

カテゴリ→トリエントミサ2




待降節第二主日


[(指定巡礼聖堂。エル座レムにおける聖十字架の大聖堂。)典礼色は紫。
イエズスがこの世に来給うたのは、人々をあがなって、十字架上で御死去になるためであった。ベトレヘムは、直ちにカルワリオを思い出させる。これがために、本日は指定聖堂は、元、聖女ヘレナ皇后の宮廷があった所に立ったもので、「エルザレムにおける聖十字架』大聖堂という。
ローマ典礼では、このローマの大聖堂をエルザレムの十字架の大聖堂に模したものと見做していて、現在もイエズスの十字架の断片が保存されている。
そこで、本日のミサでは、エルザレムを度々暗示している。公教会のかたどりと見、主の近き来臨をよろこび祝っている。」(『毎日のミサ典書』)(2015年12月6日)

書簡―使徒パウロの、ローマ人への書簡の朗読(15の4-13)

聖福音-マテオの聖福音の続誦11の2-10

カテゴリ→トリエントミサ2




12月3日は、…


本日は、証聖者、聖フランチスコ・サヴェリオの1級大祝日です。典礼色は白です。

『この大宣教師は、1506年4月7日、スペイン・ナバルラのサングエサ在のハビエル城に生まれた。パリ大学時代、ロヨラの聖イグナチオと友情をむすび、イエズス会創立の協力者となった。1542年、福音宣教のために印度に派遣された。1549年8月15日には日本に渡り、1552年広東にほど近い上川島(サンシャン)で帰天した。1622年列聖。

聖ピオ10世によって、彼は、信仰布教事業の保護者と定められた。日本の守護者も、この聖人である。」(『毎日のミサ典書』)

カテゴリ→トリエントミサ2





12月、待降節に入りました。


昨夜は久しぶりに月と星が明るく輝いていました。山に囲まれたこの村の空気は澄んでいて、とても寒かったです。

今月の主な祝日は…


12月3日、証聖者、聖フランチスコ・サヴェリオの1級大祝日、典礼色は白。
12月7日は、司教証聖者,教会博士、聖アムブロジオの2級祝日
12月8日は、聖マリアの無原罪の御孕りの1級大祝日、白。
12月21日は、使徒聖トマの2級大祝日、典礼色は赤。
12月25日は主の御降誕の大祝日、八日間付。典礼色は、白。
12月26日、最初の殉教者、聖ステファノの2級第祝日、赤。
12月27日は,福音史家、使徒、聖ヨハネの2級大祝日、白。
12月28日は殉教者、罪なきみどりごの2級大祝日、紫。


(2015年12月1日)

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ


本日(2015年11月29日)は、待降節第1主日、1級大祝日をお祝します。典礼色は、紫です。

「(指定巡礼聖堂。聖マリア大聖堂。)
これはシクスト3世教皇が、この大聖堂に、ベトレヘムの御降誕の大聖堂を模して小聖堂をつくったからである。
すなわち、キリストの御降誕をむかえるために、キリストのうまやからはじまわけである。
この日の<入祭文>は、預言者ダヴィドの言葉をかりて、神への信頼を告げる。
<書簡>は、冷淡と霊的ねむりから目覚めよと、信者に呼びかける。我々の救いの日は近いからである。
<聖福音>は、世の終りのキリスト再臨に先立つ前兆を告げる。それによって信者は、苦行を行い、キリストの再臨に備えねばならぬ。公教会の聖なるのぞみは、<集祷文>などにおいて、愛と希望にみちた祈りのうちにあらわれている。」(『毎日のミサ典書』)

書簡ー使徒パウロの、ローマ人への書簡(13の11-14)

聖福音―ルカによる聖福音の続誦(21の25-33)

カテゴリ→トリエントミサ2


聖マリアの御奉献


本日は、聖マリアの御奉献の1級祝日です。典礼色は白。

「古い伝承による、聖マリアは、幼時エルサレムの神殿に奉献され、神に聖別せられたという。本日の典礼に合わせて、われらもいつか天の神殿に入りうるよう、その恩寵を祈ろう。
この祝日は六世紀ごろから東方教会で行われており、西方教会では、14世紀から祝われるようになり、1565年シクスト5世教皇が全教会で行うこととし、クレメンテ8世はこれを1級祝日とした。」(『毎日のミサ典書』)

トリエントミサ2

トリエントミサ


本日(11月
15日)は、御公現後第六の主日、2級祝日をお祝します。典礼色は、緑です。


「各自の方法と環境とによって、つねに霊的なものを目指すことは、神の思召を果たすための誤りなき道である。
こういうふうに生きうる者はしあわせである。彼は霊的生活の永遠の主日を行っているのであって、詩編作家とともに、主の右手によって上られたということができよう。」(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、テサロニケ人への書簡の朗読(前書、1の2-10,)

聖福音―マテオによる聖福音の続誦(13の31-35)

カテゴリ→トリエントミサ2




トリエントミサ


本日(11月
8日)は、御公現後第5主日のミサをお祝いします。

「本日の<集祷文>は、父なる神によびかける。御子の御託身は、われらを父なる神の子としたからである。イエズスはこうして、われらの兄弟となり給うた。
われらは、この神秘的なキリストに、深くあずかっている。
<書簡>では、キリスト教的兄弟性を、社会生活の根本とする。神は、まずもって人間を愛し給うたが、この愛こそ、キリスト教的完徳の結びである。
<聖福音>では、公教会の発展を知らせる。その不思議な発展は、外からの圧迫をうけつつ、たえず行われている」
(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒聖パウロの、コロサイ人への書簡の朗読(3の12-17)

聖福音―マテオによる聖福音の続誦(13の24-30)

カテゴリ→トリエントミサ2




トリエントミサ


本日(11月1日)は、聖霊降臨後二十三の主日をお祝します。


「神がわれらに対して行い給うたことを見れば、神の御旨こそ、平和と愛以外の何ものでもないことを知るであろう。
典礼暦年の終わりも近い。われらは、十字架によって、復活をうける。<聖福音>本日、書簡において、聖パウロが、キリストの十字架を愛せよとわれらにすすめるのは、キリストへの愛を増せということに他ならない。」
(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、フィリピ人への書簡の朗読(3の17-211,4の1-3)

聖福音―マテオによる聖福音の続誦(9の18-26)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


10月最後の主日の本日(10月25日)は、王たるイエズスキリストの1級大祝日をお祝します。


「ピオ十一世教皇は、1925年の聖年の記念として、1925年12月十一日付回勅をもって、キリストの普遍的王制の祝日を定め、1926年から祝うことになった。典礼暦年の終わりに、公教会は、天の諸聖人の祝日を行い、煉獄の霊魂のために祈る。あたかもこのころに定められている王たるキリストの祝日は、キリストの神秘体という大いなる真理を黙想させるのである。

「主、王の王」(ピオ十一世の言葉)なるキリストは、天地万物をさばき、すべてを一つに結ぶために、光栄を帯びて再臨し給うであろう。」
(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、コロサイ人への書簡の朗読(1の12-20)

聖福音―ヨハネによる聖福音の続誦(18の33-37)br;

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(10月18日)は、聖霊降臨後第二十一の主日をお祝します。


「典礼歴年もいよいよ終りに近くなり、われらも決定的な勝利へと、心をととのえねばならぬ。この勝利を得るために、どんな武器をとるべきかを<書簡>で聖パウロが教えている。
<聖福音>には、敵をゆるし、侮辱を忘れなければ、神のあわれみを得られないことがが語られている。」
(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、エフェゾ人への書簡の朗読(6の10-17)

聖福音―マテオによる聖福音の続誦(18の23-25)&53br;

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ


本日(10月11日)は、聖霊降臨後第二十の主日をお祝します。


「聖パウロは、主の与えたもう時を賢明に利用せよと教える。

罪を避け、神の慈悲を待ちのぞもう。<入祭文>。キリストの約束に対して、生ける信仰を持とう<聖福音,聖体拝領誦>。キリストは、われらをバビロンより解放し給うであろう。」
(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、エフェゾ人への書簡の朗読(5の15-21)

聖福音―ヨハネによる聖福音の続誦(4の45-)&53br;

カテゴリ→トリエントミサ2




トリエントミサ


本日(10月4日)は、聖霊降臨後第十九の主日をお祝します。


「<入祭文>は、キリストの御言葉である。キリストは身体と霊魂の救い主である。
イエズスは、いつか、安息日に、ユダヤ人に向かっておおせられたように、人間の心身をいやし給うたのである。洗礼をうけて、あがなわれたわれらは、神によってつくられた人間に生まれかわった。しかし生まれ代っただけではいけない。日とともに成長し、『完全な人間』にならねばならぬ。」
(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、エフェゾ人への書簡の朗読(4の23-28)

聖福音―マテオによる聖福音の続誦(22の1-14)

カテゴリ→トリエントミサ2




トリエントミサ


本日(9月27日)は、聖霊降臨後第十八の主日をお祝します。


「本日より典礼は、聖霊降臨後の第2期に入る。
『人が、私に、主の家の方に行こうと告げたので、私は喜んだ。』<入祭文,昇階誦>
聖パウロのように、主の来臨による完ったきよろこびを待ちのぞんでいる。本日の典礼は、次の主日と同様に、キリストの光栄の来臨の方へとわれらの目を向けさせ、義人にとってうたがうべからざる平和をのぞませる。<聖福音>は、キリストが、司祭を通じてわれらに与えたもう罪のゆるしを信頼せよと教える。」
(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒パウロの、コリント人への書簡の朗読(1の4-8)

聖福音―マテオによる聖福音の続誦(9の1-8)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(9月20日)は、聖霊降臨後第十七の主日をお祝します。


「<書簡>において、囚人聖パウロは、まことのキリスト教生活を行えとわれらに教えている。この生活は、神秘体の一致性を実現することである。すなわち、平和と愛徳とに結ばれた一つの身体と一つの霊魂となるべきである。
神の掟は、同じことを目的とするものである。この一つの目的とは、愛である。<聖福音>
聖体を制定してのち、死地におもむこうとするキリストは、普遍的愛の新しい掟を宣言し、御父に向かって、われらを一つに結び給えと祈り給うた。」(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒パウロの、エフェゾ人への書簡の朗読(4の1-6)

聖福音―マテおによる聖福音の続誦(22の31-46)

カテゴリ→トリエントミサ2




トリエントミサ


本日(9月13日)は、聖霊降臨後第十六の主日をお祝します。

「本日の主日より、<書簡>は、監禁中の聖パウロの書簡より抜粋される。パウロの、そして、われらのすべての苦しみは、やがて永遠の光栄に代るべきものである。
肉の人は、墓の方へと近づくが、霊の人は、キリストの霊によって、真・望・愛において成長するであろう。」(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒パウロの、エフェゾ人への書簡の朗読(3の13-21)

聖福音―ルカによる聖福音の続誦(14の1-11)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(9月6日)は聖霊降臨後第十五の主日をお祝いします。
「キリストは、われらの命であり、復活である。
ナイムの若者は、罪によって死ぬ教会の子らをかたどっている。教会が、彼らのために祈るので<入祭文、集祷文>、主は再び、彼らを生かし新しい歌を歌いうるようにさせ給うのである。<奉献文>
主はあわれみの神であり、たえず御慈悲を下し給う。
しかし、思い誤ってはならぬことは、神のあわれみにたのみすぎ、神を侮ってはならぬということである。
われらが復活の霊をうけたのは、肉の人間としての業を行うためではなく、霊にしたがって生きるためである。だから、生きている間に、善を行うようにこころがけねばならない。」(『毎日のミサ典書』)


書簡―使徒聖パウロの、ガラツィア人への書簡(5の25-26)

聖福音―ルカによる聖福音(7の11-16)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(8月30日)は、聖霊降臨後第十四の主日をお祝します。

「聖パウロは<書簡>において、肉の業と霊の業の対立を語っている。「霊によって歩め、そうすれば肉の慾をとげさせないであろう。」
この内的生活は、けっして易しく実行しうるものではない。ゆえに、われらは肉に対するたたかいにおいて、神の助力を願わねばならぬ。」(『毎日のミサ典書』)



書簡―使徒聖パウロの、ガラツィア人への書簡(5の16-24)

聖福音―マテオによる聖福音(6の24-33)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(8月16日)は、聖霊降臨後第十二の主日をお祝します。

「本日の典礼では、二つの教えがのべられる。その一つは、われらが自分だけの力では何一つなしえないこと、第二は、神に奉仕するために聖寵の助力が必要なこと、以上の二つである。
神の助力によって、われらは神の思召と掟とを成し遂げるのである。神の思召というのは、神と隣人とに対する愛につきるのである。」(『毎日のミサ典書』)



書簡―使徒聖パウロの、コリント人への書簡(後書、3の4-9)

聖福音―ルカによる聖福音(10の23-37)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


8月に入りました。早朝から小鳥たち、鶯が鳴いています。室温26度、湿度48%。快晴です。
本日(2015年8月2日)は、聖霊降臨後第十主日をお祝します。

「本日の教えは、主として祈りについてである。<聖福音>では、祈りが聞き入れられるための、われらの取るべき態度を教え、<書簡>では、まことのキリスト教的な祈りとは、聖霊から湧き出るものであること、この聖霊がなければ、イエズスの御名をこい願うことさえなしえないこと、などを教える。」(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒聖パウロの、コリント人への書簡(前書12の2-11)
聖福音―ルカによる聖福音(18の9-14)

カテゴリ→トリエントミサ2


使徒聖ヤコボ


本日は使徒聖ヤコボの2級大祝日です。昨夜から雨が降り続いています。時々土砂降りになったりします。台風12号が日本に近づいているせいでしょう。室温27度,湿度50%。降り続いている雨ゆえ、外の湿度は100%に近いのではないでしょうか。

カテゴリ『トリエントミサ1』に「毎日のミサ典書」からの、今日の大祝日の説明がなかったので、下に貼ります。

「福音史家聖ヨハネの兄、大聖ヤコボは、主イエズスの御変容と御死去とを目撃した恵まれた三人の内の一人であった。
彼は、信仰のために殉教した最初の使徒である(エルザレムにおいて)。その聖遺骨は、スペインのコムポステラ市に移され、中世以来巡礼の中心地となっていた。」(2015年7月25日)


※聖ヤコボは、聖ヨハネと聖ペテロと共に主の御変容を目撃したが、主の十字架上の死には立ち会わなかった。

カテゴリ→トリエントミサ2


カルメル山の聖母…


今日7月16日は、カルメル山の聖母の1級祝日です。カテゴリの「トリエントミサ1」をチェックしたら『毎日のミサ典書』からの説明文がなかったので、下記に載せます。

「聖マリアの恵みの感謝として、その昔カルメル修道会が行っていた本日の祝日は、ベネディクト13世教皇によって、1726年、全教会の祝日とされた。
この日と関係ある歴史は、1251年7月16日、聖母マリアによって、カルメル山の聖母修道会の修道服が聖シモン・ストックに渡された史実である。
多くの信者が、聖母マリアをたたえるために身につけている聖母のスカプラリオ*は、この修道服をかたどったものである。」(2015年7月16日)

*茶色のスカプラリオには、すばらしい特典があります。「カルメル山の聖母スカプラリオを着ける信者たちは、人生のすべての困難にあたって聖母のご保護受けるとの信頼をいだき、また特に、聖母のとりつぎによって、永遠の救いと浄めの場からのすみやかな解放を期待してきました。」「人々は死後できるだけ早く、土曜日とくににこの助けが与えられると希望したので『土曜特典』ということばが生まれたのです。」(『カルメル山の聖母スカプラリオを理解するために』より)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年7月12日)は,聖霊降臨後第七の主日2級祝日です。

「本日の<聖福音>は、よい言葉と徳の実行とをともに生かさねばならぬと教える。「私に向かって、主よ、主よという人が皆天国に入るのではない、天にましますわが父の御旨を果たした者だけが入るであろう』といわれている。」

聖福音―マテオによる聖福音(7の15-21)



来世の父なるイエズス われらをあわれみ給え

カテゴリ→トリエントミサ2




トリエントミサ


本日(2015年7月5日)は,聖霊降臨後第六の主日です。

「本日の書簡は、教義的な内容に富んでいる。
われらは洗礼によって、神の新しい生命をうけた。そして、われらの生活には、キリストが亡ぼし給うた罪のための場所は、ないはずである。(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒聖パウロの、ローマ人への書簡(6の3ー11)
聖福音―マルコによる聖福音(8の1-9)


大能の天主なるイエズス われらをあわれみ給え

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年6月21日)は,聖霊降臨後第四の主日です。

「教会のために、全世界のために祈るのが、本日の集祷文である。キリストは、われらのために、世に勝ち給うた。その御光は、われらを照らし、その聖寵われらを強める。<入祭文、奉献文、聖体拝領誦>
しかし、われらは、まだ天のは平和をうけていない。主の平和を味わうためには、この死の体においてたたかうべきであり<書簡>、御聖体によって、霊的エネルギーを補強されなければならない。<聖福音>
(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒聖パウロの、ローマ人への書簡(8の18-23)
聖福音―ルカによる聖福音(5の1-11)


愛すべきイエズス われらをあわれみ給え

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年6月12日)はイエズスの聖心の大祝日です。(聖霊降臨後第二主日の週間の金曜日。)

「聖心の祝日は、1765年、クレメンテ13世教皇によって認可され、1856年、ピオ9世によって、全教会にひろめられた。また、1885年、レオ13世によって1級大祝日とされた。
ピオ11世は、1929年1月29日の規定によって、この祝日を1級大祝日、3級特権の「8日間」付と定め、聖務日課とミサ典礼文とを新しく規定した。

ミサ聖祭

人間に対するイエズスの愛は、とくに十字架のいけにえと聖体の秘跡とによってあらわされる。しかし、この愛にむくゆるには、キリストの住み給うキリスト信者の心をささげなければならない。徳を実行し、柔和・謙遜・従順をもって、われらは、御血をわれらのために流し給うた救い主に倣わねばならない。」(『毎日のミサ典書』)


栄えの王なるイエズス われらをあわれみ給え

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ 


本日(2015年6月7日)は聖体の祝日、1級大祝日をお祝します。

トリエントミサでは、この祝日は、三位一体の主日後の木曜日に祝われますが、今回は現代カトリック教会と同じ,今日祝われます。


「聖木曜日において、拝すべき聖体制定の記念を祝った。しかし、その時は御受難中であり、その分盛大に喜びをあらわすことができなかった。
この祝日が定められたのは、13世紀、ベルギーのリエージュの、福者ユリアナ・ド・レティヌ修道女によってである。のちにウルバノ4世教皇と、クレメンテ4世教皇とによって、全教会の祝日と定められた。
この日にミサと聖務日課とは、アクィノの聖トマの作である。(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒聖パウロの、コリント人への書簡(前書、11の23-29)
聖福音―ヨハネによる聖福音(6の56-59)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ 


本日(2015年5月31日)は三位一体の主日、1級大祝日です。

三位一体の主日の説明は、トリエントミサ(1)にすでに収録されています。


今日はミサ聖祭についての説明がありましたので、それを掲載します。

ミサ聖祭

「このミサは、三位一体の光栄をうたう数々の言葉に満たされている。
<書簡>は、計りえない神の永遠の上智を語り、<聖福音>は信仰と洗礼の秘跡とによってわれらの霊魂に啓示された三位一体について語っている。
キリスト教のいけにえは、神への完全な礼拝であり、唯一の神なる三つのペルソナから、われらに流れ出るすべての恩寵に対する完全な感謝の業である。」(『毎日のミサ典書』)

<書簡>使徒聖パウロのローマ人への書簡ー11の33~36
<聖福音>-マテオによる聖福音ー28の18~20



カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ 


本日は聖霊降臨の主日、1級大祝日です。八日間付

「ユダヤ教の五旬祭(ペンテコステ)は、収穫を感謝する祝いであり、また,シナイ山において律法を授けられたことを記念する祭りでもあった。
キリスト教の聖霊降臨(ペンテコステ)は、新正の生命をつくり出すために、キリストの若い教会に下った聖霊を祝うのである。
ゆえに聖霊降臨は、霊的収穫の祝いというべきで、キリストのあがないの初穂が収穫されたのである。また、これは、霊的な律法、すなわち、愛の律法の祝いでもある。
なぜならば、新約の掟は、もはや、石の板に刻まれたものではない。その掟は、生きた言葉で、人々の霊魂にきざみつけられているのである。
歴史的に見ると、聖霊降臨は、救い主の復活後五十日目に当たる。この日、高間に集まった弟子らの上に聖霊が下った。こうして、使徒たちは、イエズスより委託された使命、洗礼をさずけ宣教を行う任務に就いた。
この日、聖ペトロ(指定巡礼聖堂)は、真に地上における教会のかしらたることを示した。
初代教会は、使徒らへの聖霊降臨と、教会の誕生を祝うために、早くもこの祝日を定めた。この祝日は、御復活の祝日と並んで、典礼歴年の最も重大な祝日となった。
しかし八日間が定められたのは、十世紀になってからである。
聖霊降臨の期間の典礼は、聖霊が人の霊魂にもやす火をかたどって、赤が用いられる。


ミサ聖祭

(指定巡礼聖堂。聖ペトロ大聖堂)
ローマの公教会は、この大祝日を、聖ペトロの大聖堂で行う.『創造の霊』は、地上あまねくひろまり<入祭文>、聖霊降臨のかの日に行われたことは、たえず教会と霊魂の上にくり返され、新たにされているのである。
教会は、これを、アレルヤと続誦とによって、主に祈願する。
聖霊は、主がわれらに残し給うた平和の泉として、そして、われらの行いの成聖のもととして、たえず、われらの心に住み給う。」(『毎日のミサ典書』)[2015年5月24日)

書簡ー使徒行録2の1-11、
聖福音―ヨハネによる聖福音14の23-31

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ 


本日は主の御昇天の1級大祝日です。

『死と地獄にうち勝ったイエズスは、御復活後四十日経って弟子らの眼前で天に御昇りになった。
われらの救い主イエズスが、御昇天になったことを、公教会と心を合わせて喜び祝おう。イエズスが天にお昇りになったのは、われらのために天の門をひらくためであり、また聖パウロのいうようにいつかわれらを御右に座らせるためである。
聖レオ教皇の言葉によると、われらは、キリストの聖寵によって、悪魔のねたみによって失ったものに比較にならないほど多くのものを得たのである。」

ミサ聖祭

「(指定巡礼聖堂。聖ペトロ大聖堂)
教会は、主の天に去り給うことを悲しまず、希望とよろこびとの中に祝っている。
よろこびをもつべきは何故か?教会は、光栄のキリストの感情と一致し、別れはあっても、救い主と密に一致しつつ留まるからである。<集祷文>
希望を持つべきは何故か?教会は、つねに、天使のかの言葉,「天に行き給うを見たようにまた、同様にして来給うであろう」<入祭文、書簡。と知るからである。」(『毎日のミサ典書』)(2015年5月17日)
書簡ー 使徒行録1の1-11
聖福音ーマルコによる聖福音16の14-20

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年5月10日)は、御復活後第五の主日です。2級祝日です。

「キリストは、御父の委託し給うたあがないの御業を果たし給うた。復活のよろこびが続くうちに、主は、弟子らとはなれ去る備えをなし給うている。<聖福音>
そして、かれらに向かって、とくに信頼をもって祈ることと、ますます大いなるよろこびのうちに、とどまれと勧め給うている。」(『毎日のミサ典書』)

<聖福音>ヨハネによる聖福音15の23-30

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年5月3日)は、御復活後第四の主日です。2級祝日です。

<入祭文>は、御復活の祝日に受けた聖寵を思い出させるが、<聖福音>と<聖体拝領誦>とは、復活し給うた御者の御昇天と聖霊降臨という、他の重大な出来事を記している。
主が天にお昇りなることは、必要なことである。そうでなければ、あがないの御計画は、半端で終わることになり、また、弟子らは、神の国がこの世にないことを、確と知りえなかったであろう。」(『毎日のミサ典書』)
書簡―使徒聖ヤコボの書簡1の17-21
聖福音―ヨハネによる聖福音16の5-14

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年4月26日)は、御復活後第三の主日です。2級祝日です。

「(指定巡礼聖堂なし)
本日のミサは、大いなる喜びをもって始められる。われらは、教会に属しており、キリストの復活によって解放された民である。
しかし、この世にある間、われらは、キリストの模範にならって、神によみせられるように努力せねばならぬ。
また、キリストを期待する時であるから、試練を通して、キリスト的なよろこびを得なければならぬ。」(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒聖ペトロの書簡―前書、2の11-19
聖福音―ヨハネによる聖福音16の16-22

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年4月19日)は、御復活後第二の主日です。(現代典礼と数え方が違います)

「(指定巡礼聖堂なし)

本日はよき牧者の主日といわれていた。なぜなら、この日、教区会議が行われていたからである。
従って、本日は特に、超上に対する、あるいは目下に対する義務のことが語られる。そして、その最高の模範として、牧者なるキリストが示される。」(『毎日のミサ典書』)
書簡―使徒聖ペトロの書簡前書、2の21-25
聖福音―ヨハネによる聖福音10の11-16

カテゴリ→トリエントミサ2


白衣の主日


「(指定巡礼聖堂。聖パンクラツィオ聖堂)
御復活の祝日八日間の主日である。
白衣の主日と言われるのは、ある地方で、新受洗者が白衣を本日脱いだからである。
新信者の受けた信仰をつよめ、慰めるために、ヨハネは、<書簡>の中で、「成聖の聖寵によって神の子となった者は、この世に勝った」といっている。すなわち、キリストの神性をみとめ、その教えを守ることにおいて、この世に勝つのである。」(『毎日のミサ典書』)(2015年4月12日)現代典礼では、今日の復活第二主日は「神のいつくしみの主日」をお祝します。

書簡―使徒聖ヨハネの書簡第一書、5の4-10
聖福音―ヨハネによる聖福音20の19-31

カテゴリ→トリエントミサ2


復活の主日 


本日(2015年4月5日)は復活の主日、1級大祝日八日間附です。「『キリストよ、私は昨日、主の墓に入った。主とともに復活する。』これは、ビザンチィン式典礼の歌である。
神は、キリストがこの世のあがないのためにささげ給うたいけにえを、うけいれ給うた.あがないの業は、十字架上に行われ、御復活によって保証されたのである。キリストが、罪と死とに対して真の勝利を得給うのは、その御復活によってである。
そこで、イエズスの行い給うたことは、人類のかしらとしての業であった。こうして、キリストの光栄は、あがなわれた教会の上に、われら各人一人一人の上にてりはえるのである
。キリストの復活は、われらの復活のはじまりでもある。霊的に言えば、聖寵の生命によって、われらはすでにキリストとともによみがえったのである。洗礼は、この復活のはじまりであるから、復活の夜に授ける習慣となっている。
御復活の祝日の目的は、すべて、信仰、希望、愛において、主とともによみがえるということである。」(『毎日のミサ典書』)(2015年4月5日)

カテゴリ→トリエントミサ2

聖土曜日 


本日(2015年4月4日)は、「御復活の前日」聖土曜日、1級大祝日です。「(指定巡礼聖堂、ラテラノの聖ヨハネ大聖堂)
聖土曜日は、聖なる静粛の日であり、キリストが、あがないの御業を果たしおえて、墓に休み給う聖なる日である。
昔、ローマでは、この日、洗礼志願者の最初の試験を行い、ミサ聖祭を行わなかった。現在、御復活前日の祭式は、適当な時間を定めてとり行い、前日の荘厳ミサは、聖土曜日と復活日との間、すなわち夜の12時頃にはじまるようにしなければならない。しかし、信者、あるいはその地方々の風習を考慮に入れ、司教が、前日の儀式をもう少し早くしようと考えたとしても、日没前に行うことはゆるされない。
大聖グレゴリオの時代には、復活前日の断食をひじょうに厳しくおこない、大人はもとより、子供にも行わせていたほどである。本日の荘厳な典礼は、洗礼をさずけることに目的を置いていたが、現在の形においては、他の式も加わっているすなわちー

1、火の祝別
2、復活のろうそくの祝別
3、復活の行列と聖歌
4、予言の朗読
5、諸聖人の連祷第一部
6、洗礼用聖水の祝別
7、洗礼の約束の更新
8、連祷の第二部
」(『毎日のミサ典書』)
(2015年4月4日)


カテゴリ→トリエントミサ2




聖木曜日 


本日(2015年4月2日)は、トリエントミサでは聖木曜日、1級大祝日です。
主の晩餐の、夕べの荘厳ミサについての『毎日のミサ典書』からの説明を貼ります。

「(指定巡礼聖堂、ラテラノの聖ヨハネ大聖堂)
このミサは、聖体の制定と、これをつづける使命を持つカトリック司祭職を尊ぶためのものである。ローマ典礼にのべられている通り、本日は、主の晩餐の木曜日であり、聖体の奥義が、この典礼の中心となっている。
主が、この奥義を定めたもうたのは、使徒たちとともに行った晩餐が終わろうとするころであった。この晩餐によって、新しく永遠的な過越祭が始まる。昔のユダヤ人の過越祭を行ってのち、主は、一度で永久的ないけにえとなる神の子羊の秘跡をお定めになった。
聖体とキリストの御受難との間の、本質的な密接なこの関係によって、聖木曜日全般に旦って、悲しみがみなぎっているが、しかし、ミサには、喜びの色が相当に濃い。ミサの間に、このよろこびが中断され、音楽と鐘とがとぎれることがある。本日,私誦ミサはとなえられない。イエズスは、集まるすべての弟子らと共に晩餐を獲ろうと思召すからである。

少なくとも特に今日、われらは、公教会の一員であるという団体精神を深めねばならぬ。これは主の御のぞみだからである。使徒らの模範にしたがって、われらは本日、復活節の聖体拝領を行わねばならぬ。
パウロの書簡では、聖体制定のことが語られ、聖体にあずかるべき心構えが教えられる。パウロによると、ミサは、カルワリオのいけにえの真の記念としてのいけにえであるから、深い信仰と感謝をもってあずからねばならぬ。
<聖福音>には、洗足のことが語られる。イエズスが弟子たちになし給うた洗足は、互いに愛とけんそんをもつべきことと、清い心で主に近づくことを教えるためであった。
ミサの間には、平和の接吻は行われない。それは、この夜、接吻をもってユダが主を裏切ったからである。」(2015年4月2日)


カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ 


本日(2015年3月29日)は枝の主日、1級大祝日です。

「(指定巡礼聖堂、ラテラノの聖ヨハネ大聖堂)
枝の行列によって、救いのドラマがひらかれる。このミサにおいては、<入祭文>から苦しむ者と弱き者との主に対する叫びが語られる。
受難の歌は、あがないへの童貞をのべる。しかし、本日は主日である.復活への思いも全くなくはない。<集祷文>では、あがないの計画が、神秘体の復活を頂点とするものであることを思い出させる。
受難のうたの前に、キリストの従順の奥義が、称賛と栄光とで幕を閉じることが強調されている。
枝の祝別と行列とを行った場合には、「神よ、わたしを弁護士……」の詩編と告白の祈りとをとなえない。」(『毎日のミサ典書』)(2015年3月29日)

書簡―使徒聖パウロの、フィリピ人への書簡2の5-11
マテオによる主イエズス・キリストの御受難の朗読76の36-75,27の1-60

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ


本日(2015年3月22日)は御受難の主日(主旬節第五主日)です。一級祝日。

四旬節のはじめから、公教会は、信者が、救い主なるキリストの御心を心ととするようにと勧めた。聖週間の大ドラマが近づくにつれて、信者は、より一層典礼に注目し、より深く潜心し、キリストの受難にあずからねばならない。
本日より、ミサ聖祭には、「神よ、わたしを弁護し……」(Judica me)の祈りを省略し、入祭文の詩編ののちの「願わくば……」<栄誦>をも省略する。(祝日のミサにはある)同じく、「手を洗って……」(Lavabo)「私に水を注いで……」の後の「願わくは……」も省略する。
これらの異例をもって、本日よりはじまる季節を『受難節』という。

ミサ聖祭

(指定巡礼聖堂。聖ペトロ大聖堂)
これより、洗礼志願者と公けの罪びととのことは、もう二次的なものになり、聖書、賛美歌、祈りのうちに思い出されるのは、ただ、「苦しむキリスト」である。
典礼は、昨日、ラザロの復活の1節を告げた。歴史的に見れば、ユダヤの上流階級の人に、キリスト殺害の決意を抱かせたのは、このラザロの奇蹟であった。
公教会は、典礼において、選ばれた民がキリストを全くすてたここ何日かの間の、キリストの御心をわれらに思い出させようとする。本日は、<入祭文>から<聖体拝領誦>に至るまで、この世のいけにえに上ろうと決心したイエズスの御心を表現する。

入祭文―詩編、42の1-2
書簡、使徒聖パウロの、ヘブライ人への書簡9の11-15
聖福音、ヨハネによる聖福音8の46-59

(2015年3月22日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、四旬節第四主日の1級大祝日です。

「(指定巡礼聖堂。エルザレムにおける聖十字架の聖堂)
四旬節の半ばに行われるこの主日は、バラの主日ともいわれ、ローマにおいては、教皇によって、黄金のバラが祝福され、公教会のすぐれた功労者に送られる。
本日、真実な心からの喜びをもてと典礼は勧める。四旬節において、われらの心は喜ばねばならぬ。聖ベネヂィクトは、聖霊のよろこびをもって復活をまてと、修道者に言い聞かせていた。こういう意味において、本日は、祭壇にも花を飾り、オルガン伴奏でうたい、バラ色の祭服をつける。
われらの喜びは、聖なるよろこびである。われらには、神の子としての自由<書簡>があり、また天のエルザレムなる公教会に属しているからである。<入祭文、聖体拝領誦>」

書簡―使徒聖パウロの、ガラツィア人への書簡(4の22-31)
聖福音―ヨハネによる聖福音(6の1-15)
(『毎日のミサ典書』)(2015年3月15日)

*天草四朗時貞の本の到着の報告のメールありがとうございました。

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、四旬節第三主日の1級大祝日です。

「(指定巡礼聖堂。門外の聖ラウレンツィオ聖堂)
本日よりはじまる1週間は、昔は洗礼志願者にとっては重大な日々で、本日より聖週間に至るまでに、教理について七度の試験をうけることになっていた。
この各試験の日には、は祓魔式があったので、本日の典礼文は,そのことを仄めかしている。しかし、光の子として生きるようにとすすめる<書簡>は、全教会に対する勧告である。」

書簡―使徒聖パウロの、エフェゾ人への書簡(5の1-9)
聖福音―ルカによる聖福音(11の14-28)
(『毎日のミサ典書』)(2015年3月8日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、四旬節第2主日で、1級大祝日です。

「(指定巡礼聖堂。ドム二カの聖マリア聖堂)
神は、われらの聖徳をのぞみ給う。その聖徳とは、神の思召に一致することに外ならない。これが、本日の典礼の教える所である。故に、完徳に至ろうとする者にとって、神の思召を知ることこそ大切である

パウロは、神の思召のあらわれとして、聖徳の手段として、神の掟を記憶させる。<書簡>天の御父は、キリストをさし示して「かれのいう所をきけ」とおおせられる。キリストはまず、自分の手本と教えとによって神の思召をわれらに示し給うた。

キリストは、福音と教会とによって、道と真理とをおしえつづけ給う。

御変容の奇蹟は、われらに、勝つまでたたかえと教える。(『毎日のミサ典書』)(2015年3月1日)

書簡―使徒聖パウロの、テサロニケ人への書簡(前書、4の1-7)
聖福音―マテオによる聖福音(17の1-9)


カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、四旬節第一主日です。

「(指定巡礼聖堂。ラテラノの聖ヨハネ大聖堂)
1年中の大祝日の、ローマ典礼は、この大聖堂で行われていた。救い主の大聖堂といわれるこの聖堂は、カトリック全聖堂の母といわれているからである。
四旬節第一主日のミサは、いわば志願契約である。われらは、キリストの下僕となることを志願するのである。
<書簡>
しかし、この決心は、自分自身で立てるものではなく、聖霊のはたらきによって起こるもので、世俗からはなれ、罪とたたかう決心をとることである。<福音書>
この戦いにおいて、われらと共にたたかうのは、主とその天使である。<詠誦>

本日のミサの教えは、主として洗礼志願者のためであるが、全信者にも洗礼の約束を思い出させる。
(『毎日のミサ典書』)(2015年2月22日)

書簡―使徒聖パウロの、コリント人への書簡(後書、6の1-10)
聖福音―マテオによる聖福音(4の1-11)


カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、五旬節の主日です。「(指定巡礼聖堂。聖ペトロ大聖堂)
救霊の事業は、神の人間への愛と、キリスト教的生活によってわれらの行う愛とに、もとづいている。
四旬節の準備を終わるこの主日を行うに当たって、典礼は、以上のことをわれらに思い出させる。
われらがもし愛をもっていなければ、われらは空しいものである。本日、<聖福音>は、われらがこれから行う復活の奥義を省略して、こう言っている。イエズスは死につき給うが、三日目によみがえり給うと。」(『毎日のミサ典書』)

書簡―使徒パウロの、コリント人への書簡(前書、13の1-13)
聖福音―ルカによる聖福音(18の31-43)


(2015年2月15日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、無原罪の聖母マリアのルルドにおける出現の1級祝日です。『毎日のミサ典書』による説明は、カテゴリ『トリエントミサ』に収録済みです。

ルルド「ピレネー北麓の南フランスの町。マリア巡礼地。聖女ベルナデッタ・スピルーに1858聖母マリアの出現(2月11日~7月16日、18回)と病気治療の霊泉によって世界的に著名。現在霊泉のある洞窟の上に、新ゴシック風のバジリカ、ロザリオの聖堂が建てられている。年々百五十万人ほどの巡礼がある…」(『キリスト教百科事典』)

(2015年2月11日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、教会博士、証聖者、司教、アレキサンドリアの聖チリロの2級祝日です。「聖チリロは、370年エジプトのアレキサンドリアに生まれた。生涯を通じ、諸異端、特にネストリウスの異端に対する正統信仰の闘士であった。彼は、マリアが神の御母であるという信仰箇条を定義したエフェゾの公会議(431年)の中心人物であった。
アレキサンドリアで、32年司教を勤め、444年に帰天した。(『毎日のミサ典書』)(2015年2月9日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、六旬節の主日、2級祝日です。

「(指定巡礼聖堂。門外の聖パウロ大聖堂)
本日は、使徒聖ペトロと聖パウロとの1月の祝日の名残りとして、この聖堂で行われる。
それで、本日は指定巡礼聖堂の聖人の祝日の感がする。しかし同時に、四旬節の準備はつづいている。
聖パウロの模範は、キリストの御名のために苦しむことが、いかに必要であるかを教える。苦しみは、キリスト信者として受けねばならぬものである。
それは、霊的再生と光栄との条件ともいいうるのである。<書簡>
<聖福音>も、春の木々の芽生えと新生を思い出させる。すなわち、種蒔きのたとえである。聖寵の種は、われらの中に生き、芽生え、実を結ぶべきものであるから、われらは、肥沃な土地のように心を準備せねばならぬ。」(『毎日のミサ典書』)(2015年2月8日)

書簡―使徒聖パウロの、コリント人への書簡(後書、11の19-33)
聖福音―ルカによる聖福音(8の4-15)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、司教証聖者、聖ティトの2級祝日です。『毎日のミサ典書』の説明はカテゴリ『トリエントミサ』の中に収録済みです。

同時に今日は、童貞殉教者、聖女ドロテアの祝日でもあります。
「カパドキアのチェザレアの、童貞殉教者、聖女ドロテアは、4世紀のはじめごろ、殉教して、キリストを宣言した。聖女の聖遺物は、ローマの聖女ドロアテの聖堂におさめられている。」(『毎日のミサ典書』)(2015年2月6日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、日本では殉教者、聖ペトロ・バプティスタ、聖パウロ・三木等二十六聖人殉教者の2級大祝日をお祝します。『毎日のミサ典書』の説明はカテゴリ『トリエントミサ』に収録済みです。また今日は同時に童貞殉教者、聖女アガタの2級祝日です。

「聖女アガタは、シシリアの貴族の家に生まれ、童貞を神に捧げると誓い、どんな申し込みにも節を曲げなかった。このために、童貞の栄冠に、殉教の栄冠を合わせたのである。
彼女は、残酷な拷問をうけたが、使徒聖ペテロの奇蹟によっていやされた。しかし、遂に敵の手にかかり、再度とらえられ、250年ごろ、シシリアのカナ二ア牢内で帰天した。ミサ典文と諸聖人の連祷中にその名が記されている。」(『毎日のミサ典書』)(2015年2月5日)

カテゴリ→トリエントミサ2


四旬節までの、準備の季節

「七旬節・六旬節・五旬節と言われる三週間の典礼季節がはじまる。この四旬節に先立つ三週間は、四旬節の準備ともいうべき季節デ、四旬節の特色をあらわしている。
すなわち、祭服は紫になり、ミサ中の栄光誦はとなえず、「イテ・ミサ・エスト』もとなえず、アレルヤの代わりにトラクトゥス<詠誦>を唱える。
こういう準備の季節は、東方教会から伝わった習慣で、六・七世紀ごろからのものである。
中世の典礼学者によると、七旬節は、ヘブライ人がバビロニアに流されてから帰国するまでの七十年をかたどっているという。
キリスト信者について言えば、あがないまで、罪の奴隷となっていた長い期間を象っていると言われている。
典礼の色が紫になるのは、季節の変化の最も端的なあらわれで、典礼上の春のおとずれを待つ信者たちが、内的に心を改め、イエズスによって新生した新しい人間に変わることを暗示し、勝教えている。
七旬節は、1月18日から2月22日までの間にはじまる。(『毎日のミサ典書』)(2015年2月2日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日(2月2日)は、聖マリアの御潔めの2級大祝日をお祝いします。
「<聖福音>にその内容の語られるこの祝日は、エルザレムにおいては、すでに四世紀のころから行われていた。六世紀には、ローマでも行われるようになったが、そのころから、この祝日が、特に聖マリアの祝日の色彩を強めてきた。東方教会では、この祝日によって、御民にはじめて逢うために、主が神殿に行き給うたことを祝っていたのである。ゆえに、本日のミサの下には、キリストと民の出逢いという思想が流れている。
この日には、ろうそくの祝別が行われる。本日の行列は、ローマにおいて、七世紀のころからのことである。」(『毎日のミサ典書』)(2015年2月2日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

今日から2月です。四旬節が近かづいています。

本日のトリエントミサは七旬節の主日、2級主日をお祝します。「(指定巡礼聖堂。門外の聖ラウレンツィオ聖堂)
前の主日の典礼にもすでにあらわれていたが、人間的な弱さの感情は、本日のミサにおいて、いよいよ強調される。
<入祭文>において、人間は、自分の苦しみと貧しさをなげき、神の助けをよび、自分の助けであり解放者であり給う神をたたえてうたう。
<書簡>では、節制の徳を教え、<聖福音>では、主のぶどう畑にはたらくようにすすめる。いずれも、信仰と聖徳のお召をうけるだけではなく、キリストの生活にならうことが、いかに重大であるかを反省させる。」(『毎日のミサ典書』)(2015年2月1日)

書簡―使徒聖パウロの、コリント人への書簡(前書、9の24-27.10の1-5)
聖福音(マテオによる聖福音20の1-16)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日(1月26日)は、司教殉教者、聖ポリカルポの2級祝日をお祝します。

「殉教録には、次のように記されている。『スミルナにおいて、聖ヨハネの弟子、聖ポリカルポ殉教。マルコ・アントニーノと、ㇽチオ・アウレリオ・コモドとが皇帝であったとき、彼は、火あぶりの刑に処せられた。ところが、火が彼の身体にもえうつらなかったので、遂に首をはねられた。』155年頃のことである。」(『毎日のミサ典書』)(2015年1月26日)


カテゴリ→トリエントミサ2


御公現後第三主日

本日(1月25日)のトリエントミサについては、『毎日のミサ典書』に次のように書かれています。

「公教会は、聖パウロの言葉をかりて、イエズスがベトレヘムのうまやからカルワリオまで、自ら示し給うた美しい兄弟愛のことを教える。
敵をも愛せよというのは、キリスト教の本質的な掟である。神は愛そのものである。本日の<聖福音>は、百夫長の下僕とらい病人の治癒の奇蹟を語る。
この下僕とらい病人とは、ごうまんなイスラエル人の軽蔑をうけていたが、神の愛は彼らのうえにもおよんだ。」(2015年1月25日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日(1月22日)のトリエントミサは、殉教者、聖ヴィンチェンツィオ、聖アナスタジオの単誦の祝日です。昨日1月21日の童貞殉教者、聖女アニェスの説明はカテゴリ『トリエントミサ』に収録済みです。

「スペイン人の助祭ヴィンチェンツィオは、さまざまの拷問の後、304年ごろ、サラゴサ(スペイン)で火刑に処せられ、信仰に殉じた。諸聖人の連祷にある聖ヴィンチェンツィオがこれである。ペルシァの修道者、聖アナスタジオは、ほかの七十人の信者と共に、ペルシァ王、コスロアの命令により、628年、首をはねられた。」(『毎日のミサ典書』)(2015年1月22日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日(1月20日)のトリエントミサは、教皇殉教者、聖ファビアノ、殉教者、聖セバスティアノの2級祝日です。『毎日のミサ典書』の説明はカテゴリ『トリエントミサ』に収録済みです。

昨日(1月19日)のトリエントミサは、殉教者、聖マリオ、聖女マルタ、聖アウディファチェ、聖アバコの記念日でした。

「ペルシァの貴族の聖マリオは、妻マルタと二人の息子アウディファチェ、アバコと共に、クラウディオ2世皇帝のころ、ローマに来た。この4人は、牢獄に入れられていた信者を助け、また、殉教者を葬っていた。ついには、彼らもとらえられ、鞭打たれ、火あぶりにされ、手を斬られ、市外で首をはねられ、270年頃殉教した。」(『毎日のミサ典書』)(2015年1月20日)

カテゴリ→トリエントミサ2


御公現後第二主日

本日のトリエントミサについて、『毎日のミサ典書』では次のように述べています。

「本日のミサの<聖福音>*は、神の御子としてイエズスが、光栄をあらわしたもうたことを語る。
カナの婚宴のときのイエズスの奇蹟は、物質を超越する御力を示すが、しかし、われらは、この奇蹟がまた、聖体の前表であることもみとめねばならぬ
。(2015年1月18日)

*聖福音―ヨハネによる聖福音2の1-11

カテゴリ→トリエントミサ2


御公現の期節について

『毎日のミサ典書』に御公現の期節(季節?)についての説明がありました。

「われらは、神人キリストの来臨を祝った。祝日はすぎ去ったが、しかし以後の主日の典礼にも、キリストの神性の公現をくり返し祝っている。すなわち、公現の期節内の主日は御公現という意味を益々あらわしている。<聖福音>は、言葉と奇蹟とのよって、イエズスの神性を証明するくだりである。聖パウロの<書簡>は、「人間が神となる様に思召して」、人となり給うた神の御子にならうようにと、人々にすすめる。
この教訓は、<集祷文>によって繰り返され、神への祈りとなっている。
御公現後の主日の数は、御復活の日によって、二つから六つの間である。公現後の主日の祭服は、希望とよろこびをあらわすものとして、緑が用いられる。」(2015年1月13日)

カテゴリ→トリエントミサ2


主イエズス・キリストの受洗記念

本日は主イエズス・キリストの受洗記念の1級祝日をお祝いします。

「1月6日には、主として博士たちの礼拝を祝うので、ヨルダン河の洗礼とカナにおける奇蹟は、これとは別の日に祝うことになっている。それで、本日、ヨルダン河におけるイエズスの洗礼を特に祝うのである。
ミサ聖祭は、御公現の大祝日と同じであるが、集祷文、密誦、聖体拝領後の祈りと福音*はちがっている。
<集祷文>は、神人キリストと信者の一致という奥義を強調し、<聖福音>は、選者聖ヨハネの証明のくだりである。」(『毎日のミサ典書』)

*聖福音ーヨハネ、1ノ29-34(2015年1月13日)

カテゴリ→トリエントミサ2


''御公現後第一の主日、ナザレトの聖家族の祝日'

本日は、ナザレトの聖家族の1級祝日です。「この御公言御第一の主日が、1月13日にあたれば、「聖家族の祝日」だけをその日に行う。(*1)
レオ13世教皇によって定められたこの祝日は、キリスト信者の家庭に、ナザレトの、愛にみちた、聖なる家庭の模範を示すことにある。
<書簡>(*2)では、家庭の一致を強調し、<聖福音>(*3)では、聖家族の生活が、単に空想的なものではなく、あらゆる苦業と試練にみちていたことを教える。(『毎日のミサ典書』)(2015年1月11日)

*1-もし「主イエズス・キリストの受洗記念(1月13日)が主日に当たる時は、「聖家族の祝日」を行い、イエズス・キリストの受洗の記念をしない)

*2-使徒聖パウロの、コロサイ人への書簡(3の12-17)

*3-ルカによる聖福音(2の42-52)



カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサについて…

1月6日の主の御公現の大祝日以後のトリエントミサについて、『毎日のミサ典書』には次のような規定がありました。

「1月7日から12日までは『平日』である。
ミサ聖祭は、『御公現』の日のミサ。信経も、特別なコムニカンテスもとなえない。
私誦随意ミサ、私誦死者ミサは、この期間禁じられる。」

また、御降誕節の期間についても、ここで書いておきます。「御降誕節は40日間で、12月25日から、2月2日までである。」(『毎日のミサ典書』)
2月2日まで、馬小屋のセットはチャペルにかざられるということなのでしょう。四谷の聖イグナチオ教会では、どうでしたかよくおぼえていません。その教会の庭に作られた大きな馬小屋があり、その御像も大きなものでした。比較的長い間飾られていたように思えます。
関東に住んでいた頃はしばしば昼ミサに聖イグナチオ教会を訪れました。古い教会から新しい教会に建て替わった時、美しい聖母像とイエズス様の御像が正面祭壇の両脇からなくなってしまい、とても残念でした。伝統的なとても美しい御像だったのです。(2015年1月9日)

カテゴリ→トリエントミサ2

主の御公現

本日は主の御公現の1級大祝日です。『毎日のミサ典書』からの説明はトリエントミサに収録されていますので、ここでは抜粋を載せます。「…御公現は、人間の中に神の御子が出現したこと、特に、キリストの神性をあらわす出来事、すなわち、博士らの礼拝、鳩のような形で聖霊の下り給うたイエズスの受洗のとき、カナにおける奇蹟、などを祝うのである。遠い東国から礼拝に来た博士たちの事件は、イエズスがこの世にもたらした救いこそ、万民のものであることをあらわしている。
まずしい御誕生の有様であったが、しかしキリストは、王としてこの世に来給うた。…」

フランスやカトリック教国で御公現の祝日のある1月に食べられるというケーキ、ガレット・デ・ロワ(王様のケーキ)*。今年は食べてみたいとインターネットで注文してみましたが、なぜかうまく注文できませんでした。

*フェーヴというフランスからやって来た幸せを運んできてくれると言われる、大きさ約 2.5 cm程の小さくて可愛い陶器製の置物がケーキの中に入っている。
(2015年1月6日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日[1月5日)のトリエントミサは、教皇殉教者聖テレスフォロの記念のミサです。
「聖テレスフォロ教皇は、126年教皇に選ばれ、136年殉教した。(『毎日のミサ典書』)(2015年1月5日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日のトリエントミサは、イエズスの御名の2級大祝日(割礼*と御公現との間の主日)をお祝いします。毎日のミサ典書の説明は、カテゴリ『トリエントミサ』の下の方に収録済みです。

この礼拝すべき御名は、光であり、かてであり、薬である。この御名をとなえれば心は照らされ、この御名を思い出せば心は養われ、苦難のときこの御名にこい願えば、平和と落ち着きと恢復とを得る」と聖ベルナルドはいう。(『毎日のミサ典書』)

*主の御割礼の祝日は御降誕の大祝日の八日目である1月1日です。「…この名は、あらゆる名にまさる名であり、イエズスの使命と御業とをあらわしている。」(『毎日のミサ典書』)(2015年1月4日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、司教殉教者、カンタベリーの聖トマの2級祝日をお祝いしました。
「罪なきみどりごの殉教につづいて、中世にその名を輝かせた一人の司教が、公教会の聖なる司教たちにかわって、ベトレヘムのおさなごに殉教の赤き冠をささげた。この聖トマ・ベケットは、ロンドンで生まれ、イギリスの宰相をやめてから、カンタベリーの司教となった。
彼は、信仰の殉教者というよりも、公教会の自由のための殉教者であった。1170年12月29日、ヘンリー2世の命令によって、カンタベリー大聖堂の中で殺害された。聖アンセルモによると、この世において神が最も尊び給うのは、公教会の自由である。」(『毎日のミサ典書』)(2014年12月29日)



カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、御降誕の大祝日の八日間中の主日の2級祝日をお祝いします。『毎日のミサ典書』からの説明は、カテゴリの「トリエントミサ」の下の方か、2013年12月29日にあります。「<入祭文>には、平和の中メシアが生まれるという予言を読む」(智書、18の14-15)「すべてが、深い静寂のうちにあり、夜がまさに真夜中にすすんだとき、主の全能の御言葉は、天の高き玉座より下った。」
書簡―使徒聖パウロの、ガラツィア人への書簡4の1-7
聖福音―ルカによる聖福音2の33-40

カテゴリ→トリエントミサ2
(2014年12月28日)

本日のミサに出席したところ、今日のトリエントミサは「殉教者、罪なきみどりご」の2級大祝日でした。御降誕の大祝日の八日間中の主日は記念されました。(2014年12月28日)



主の御降誕

主の御降誕おめでとうございます。
昨夜フランスの未知の方から、すばらしいクリスマスの音楽付のスライドショーがメールで届きました。みなさんとわかち合いたく昨夜1時間、今朝1時間貼り付けるためにいろいろやってみたのですが、あと一歩でホームページに張り付けられませんでした。その方はMDM関係者と思われますが…。推測するところ、フランスかカナダのフランス語圏のワーカーの方かなと思われます。残念ですが。

本日のトリエントミサは「日中のミサ聖祭(第3ミサ)」です。「(指定巡礼聖堂。聖マリア大聖堂)
聖グレゴリオ7世教皇のころまで、この第三ミサは、聖ぺテロ大聖堂で行われていた。しかし、動乱の世であったし、天候の悪い冬季でもあったので、当時教皇の住まっていたラテラン宮廷に近い聖マリア大聖堂に変えられたのである。
だが、夜中のミサは、この聖マリア大聖堂のうまやの小聖堂で行い、日中のミサは、中央第祭壇でおこなった。
第三ミサは、主として、メシアなる王の来臨、すなわち、神が預言者になし給うた約束の成就を祝う<書簡>人間のみじめな身体をとって生れ給うた御者は、神のみことばである。「みことば」は、人類のかしらとして、王として、司祭として、民をすくい導く。<入祭文、集祷文、奉献文>
さらに、救霊の奥義をすべて実現し、聖体の奥義への信仰によって、万民は、神がおくり給う救いをながめることも語る。<聖体拝領誦>

<書簡>-使徒パウロの、ヘブライ人への書簡の朗読(1の1-12)
<聖福音>-ヨハネによる聖福音ー(1の1-14)
(2014年12月25日)

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、待降節第4主日の1級大主日をお祝します。「(指定巡礼聖堂。12使徒の大聖堂)
昔は、今日のミサを行わなかった。なぜなら四季の土曜日の典礼と叙品式とが、土曜日の夜から日曜日にかけて行われたからである。
それで、本日のミサの殆どは、他のミサからとったものである。
<書簡>は、前日の叙品式を思い出させ、司祭たちに向かって、言葉と秘跡という聖なる奥義を行って神の下僕となったことを記憶させる。
また、一般信者に向かって、司祭たちを批判しないようにとすすめる。
これはすべて、主のまじかき来臨に結びついている。」(『毎日のミサ典書』)
<書簡>-使徒パウロの、コリント人への書簡の朗読(前書、4ノ1-5)
*本日は、同時に聖トマの1級大祝日です。1級大主日と1級大祝日で祝日の等級は同じです。この場合、修道院ミサでは、1級大主日のミサを行わなければなりません。聖トマの祝日はくり下げて行うことができます。聖トマの祝日の『毎日のミサ典書』からの説明はカテゴリの『トリエントミサ』の下の方に収録されています。(2014年12月21日)

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、童貞殉教者、聖女ルチアの2級祝日をお祝します。「聖女ルチアは、シシリー島のシラクザに生まれ、聖女アガタの墓で、イエズス・キリストのためだけに生きると誓った。両親は彼女の知らないうちに、貴族の青年と彼女との結婚を取り決めていたが、彼女がそれを知って拒絶したので、青年は、地方長官パスカジオに彼女はキリスト信者であると訴えた。
訴えられた彼女は、優れた答弁をして地方長官をいいこめたので、長官は憤怒し、さまざまな方法で、彼女をはずかしめようとした。
「敬虔に純潔を守る人は、聖霊の神殿です」と彼女がいったのは、この時である。ついに、奇蹟的に身を守りおおせ、304年殉教した。ミサ聖祭典文中と諸聖人の連祷にその名が見える。」(『毎日のミサ典書』)(2014年12月13日)

カテゴリ→トリエントミサ2


トリエントミサ

本日は、教皇殉教者、聖メルキアデの単誦の祝日をお祝します。「マキシミリアノ皇帝のとき、残酷な迫害を忍んだこの教皇(311-314年)は、ミラノの勅令(313年)によって、公教会がローマ帝国内で正式に認可された時に遭う幸せがあった。(2014年12月10日)

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、待降節第二主日の1級大祝日をお祝します。「(指定巡礼聖堂。エルザレムにおける聖十字架の大聖堂)イエズスがこの世に来給う他のは、人々をあがなって、十字架上で御死去になるためであった。ベトレヘムは直ちにカルワリオを思い出させる。これがために、本日の指定聖堂は、元、聖女ヘレナ皇后の宮廷があった所に立ったもので、『エルザレムにおける聖十字架』大聖堂という。
ローマ典礼では、このローマの大聖堂を、エルザレムの十字架の大聖堂に模したものと見做していて、現在も、イエズスの十字架の断片が保存されている。
そこで、本日のミサでは、エルザレムを、公教会のかたどりと見、主の近き来臨をよろこび祝っている。」(『毎日のミサ典書』)(2014年12月7日)

書簡―使徒聖ペテロの、ローマ人への書簡15の4-13
聖福音―マテオ11の2-10

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、司教証聖者、聖ニコラの2級祝日をお祝します。「聖ニコラは、小アジアのミらの司教。4世紀の半ば(350年頃)に歿したが,大奇蹟家として有名。聖ニコラへの崇敬は、ローマ教会でも東方教会でもなかなか盛んで、その当時の最も偉大な司教として尊敬を集めている。(『毎日のミサ典書』)(2014年12月6日)


カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、大修院長、聖サッパの記念をお祝します。「サッパ(439-532)は、多年隠修士の生活をし、パレスチナの全修道院の院長に任命された。東方修道院制度の創設者のひとりとみなされている。殉教録によると、『カッパドキアのムタラにて永眠.大修院長聖サッパは、その聖徳の生活において公教会に貢献し、カルチェド二アの公教会議の敵とたえず戦っていた。』とある。」(『毎日のミサ典書』)(2014年12月5日)


カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、司教証聖者、教会博士、金言の聖ペトロの2級祝日をお祝します。「イタリア・ラヴェンナの司教聖ペトロは、その雄弁によって、金言の聖ペトロといわれている。彼は使徒としての熱心な信仰によって、その司教の職務を果たした。彼の言葉として有名なのは、「悪魔とともに笑いたい者は、キリストとともに喜ぶことができない」である。
紀元450年に歿し、教会から教会博士の称号をおくられた。」

また、本日は同時に、童貞殉教者、聖女バルバラの祝日をお祝いします。「東方教会で非常に有名な聖女バルバラは、父のディオスコロの手にかかって、ニコメヂィア市において殺された。郡代であった父は、娘が童貞の誓願を立てて、まことの神に奉仕するのを憤り、信仰をすてさせようとして拷問し、ついに首をはねるに至った。(306年頃)14救難聖人の一人。」(『毎日のミサ典書』)(2014年12月4日)


カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、童貞殉教者、聖女ビビアナの単誦の祝日をお祝いします。「聖女ビビアナは、棄教者ユリアノの迫害中の、もっとも有名なローマの殉教者の一人である。
兄弟フラヴィアノと母ダフローザとが、血でもって信仰を告白してのち、法官は童貞女である彼女に罪を犯させ、棄教させようとしたが、われらの主は彼女をほろびより救い給うた<書簡>。そして彼女は鞭打たれ、死に(363年)、童貞と殉教の栄冠を得た。<集祷文>

カテゴリ→トリエントミサ2

トリエントミサ

本日は、待降節第一主日、1級大祝日をお祝いします。「(指定巡礼聖堂。聖マリア大聖堂)
これは、シクスト3世教皇が、この大聖堂に、ベトレヘムの御降誕の大聖堂を模して小聖堂をつくったからである。
すなわち、キリストの御降誕を迎えるために、キリストのうまやからはじまるわけである。
この日の<入祭文>は、ダビィドの言葉をかりて、神への信頼を告げる。
<書簡>は、冷淡と霊的ねむりから目覚めよと、信者に呼びかける。我々の救いの日は近いからである。<聖福音>は、世の終りのキリスト再臨に先立つ前兆を告げる。それによって信者は、苦業を行い、キリストの来臨に備えなければならぬ。公教会の聖なるのぞみは、<集祷文>などにおいて、愛と希望にみちた祈りのうちにあらわれている。」(『毎日のミサ典書』)
<入祭文>詩編24の1-3、詩編24の4

<書簡>使徒聖パウロの、ローマ人への書簡13の11-14

<聖福音>ルカによる聖福音の続誦21の25-33
(2011年11月30日)

今日は同時に、聖アンドレアの祝日でもあります。(聖アンドレアの祝日の説明はカテゴリ『トリエントミサ』の下の方にあります。<待降節>は、典礼暦年の始まりで、そして使徒聖アンドレアの祝日(11月30日)に最も近い主日ではじまります。

カテゴリ→トリエントミサ2


&deco(gray,12){a:&counter(to

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional