2013年9月
2013年9月
大天使聖ミカエルの大祝日
本日9月29日は大天使聖ミカエルの1級大祝日です。今日は主日ですが、トリエントミサでは大天使聖ミカエルの祝日をお祝します。主日は記念されます。現代の典礼では、9月29日は3大天使、大天使聖ミカエルと聖ガブリエル、聖ラファエルの祝日を祝いますが、日曜日と重なった今日は主日の典礼です。
『毎日のミサ典書』には次のようにあります。「典礼では、聖ミカエルは、天使の典型であり公教会の祈りの天使、戦闘の教会の天使であり、キリストの旗手である。
故に、選ばれた人々の霊魂を天にむかえる使命をもっている。
本日は、天軍のかしらに奉献されているローマ最古の大聖堂を記念する日である。
聖ミカエルは、また、聖フランチスコ・ザべリオによって、日本の守護者と定められた。」
私にとって、大天使聖ミカエルは思い出深い大切な天使です。約30年前に、夢の中に主イエズス・キリストとともに大天使聖ミカエルが現れ、その一夜の夢で私は回心し、洗礼を受けたからです。大天使聖ミカエルはかかとまで届く真っ白な翼をもっていました。
大天使聖ミカエルに向かう祈り
天軍の栄えある総帥、大天使聖ミカエルよ、かつて悪魔の大軍が、全能なる天主にそむきし時、御身は、『たれか天主にしくものあらん』と叫び、あまたの天使を率いて彼らを地獄の淵に追い落とし給えり。ゆえに公教会は御身をその保護者となし、特に日本公教会は、御身をその守護者とあがめ奉る。願わくは霊戦に当たりてわれらを助け、悪魔を退け給え。我らをして御身にならいて、つねに天主に忠実ならしめ、その御旨(みむね)をとうとみ、その御戒めを守るを得しめ給え。かくて我ら相ともに天国において、天主の御栄え(みさかえ)を仰ぐにいたらんことを。御身の御(おん)取り次ぎによりて天主に願い奉る。アーメン。(「公教会祈祷文」より)(2013年9月29日)
秋の味覚…聖母のアドバイス
今日も気持ちの良い天気です。青空に白い雲がぽっかり浮いています。先日、ようやく庭の雑草取りができました。金魚草を植えました。庭にはシソの葉がおい茂っていたので、庭の端に移すために抜くと同時に、葉をいっぱい収穫しました。夕食に天ぷらにしてみました。とてもおいしくて、次の日には抜いて山になったシソの枝からもう一度葉を収穫し、また、天ぷらにしました。敷地にはあちこちにシソが茂っているので、あと2,3回は天ぷらにできるでしょう。ズッキーニも今年は豊作でした。まだ食べきれていません。今年はナスとキュウリはまあまあの収穫でした。収穫したナスはマボーナスにしてみました。人参とナスと豆腐を炒め、辛みそで味付けし、これもまたおいしかった!
花と野菜は手をかけるとなんとかなるものです。病気でなかなか手をかけれないから、困るのですが…。庭のペンタスの赤のディープローズには毎日声をかけていたら、とても大きくなってまだ花盛りです。
クルミとクリも山にいっぱい落ちているので、拾ってクリご飯にしょうと思います。夏の終りに仕込んだ梅ジュースは飲みごろになりました。
日常生活に関する聖母のアドバイス
毎日、自分をイエズスの聖心、聖霊、私(聖母マリア)に奉献しなさい*1。天使への祈りを忘れてはなりません*2。最も祝された聖ミカエルのチャプレット*3を祈りなさい。それは結局あなたたちを護るのです。どこへ行くにもこれらの祈りを祈りなさい。私の子供たちは毎日、少なくともロザリオ1環を祈ることを忘れてはなりません*4。
食事の前後には祈り、感謝を捧げなさい。食事の間に食物を取る(間食)ときは、少なくとも口に十字架のしるしをするようにしなさい。自らの罪を償い、そうすることで煉獄での時を短くすることを望む人はより多く祈らなければなりません。
そのように望む人々は、毎日少なくともロザリオ2環を祈り、ロザリオ1環と1環の間に短い形の小さなロザリオの祈願と自分自身そして他の人々が罪を犯すことによって神を侮辱したことに対する償いとして熱心な祈りを祈りなさい。
敵を祝福し敵のために祈りなさい。そうすれば敵意を取り除くことができるでしょう。悪魔からの重圧を感じるとき、短くて熱心な祈りを祈りなさい*5。聖なる御名と大天使聖ミカエルに助けを求めなさい。できる限りしばしば告解に行くように努めなさい。自分自身のため、そして愛する人々のために免償*6が得られるよう秘跡を受けなさい。魂を救うことに手を貸しなさい。そうすればあなたたちは神の御手にあって安全でしょう。
今の時にあっては、教会が教えることを実行するだけでは充分ではありません。それだけでは自分の義務を果たすことさえできません。なぜなら、主に倣って償いを捧げることも、あなたたちの義務なのですから。体に払うのと同じ関心を持って魂の世話をし信仰を育てなさい。
もし好きな娯楽があるなら、そのためにどれほどの時間と努力とを費やしたかを考えなさい。神はあなたたちに生命を、そして、あなたたちが持っているものすべてを与えてくださったのですよ。
そうすれば神の正義が世に下る時、あなたたちは困難な時に対して、そしてあなたたちを拘留状態から勝利へと導き、自由を与えるわが汚れなき御心の美しい勝利に対して準備ができているでしょう。世が浄められた時、そして誰もが再び神に祈り、平和と愛のうちに祈る時、汚染も病気も欠乏も恐れもないでしょう。愛と平和が清らかな大気をつくりだします。ですから食物にも飲み物も、そして大気にも警戒する必要はありません。
今、私を信じなさい。目を覚ますのが遅くならないうちに。すべてが手遅れとならないうちに。この警告の要約を自分自身、そして愛する人々を救いたいと願っているすべての人々に与えなさい。あなたがたの母マリア(ヘッジローズを通してのメッセージ)(「JCC」刊行物より)
*1近日中に奉献の祈りを翻訳してアップします。
*2守護の天使に栄唱7回―フォルダの「祈り」の項にあります。
*3聖ミカエルのチャプレットは、なかなか日本では手に入りません。大天使聖ミカエルへの祈りはフォルダの「祈り」の項の中にあります。
*4第三次世界大戦が近づいているので、聖母は3環を苦しみがやわらげられるために祈ってほしいと言われています。ロザリオの意向は1連ごとに、あるいは一環ごとに、いろいろな自分の意向をたててもよいのです。
*5射祷のこと。トップページの「祈り」の項参照。
*6教会の規定の祈りと条件のもとで得られる、許された罪の、煉獄での滞在期間を短縮あるいは全面的に許されること。かつては贖宥とも言われた。
人間は告白で罪は許されても、罪の償いが残っています。その償いを一部免除するのが部分免償。償いのすべてを免除するするのが全免償。煉獄の滞在期間は、死んだあとに残っているこの償いのいわば量に比例して決まる。(2013年9月28日)
秋深まる2…暗黒の三日間
近隣の水田は稲穂の刈り取りがほとんど終わり、集められ束ねて,それぞれの水田に干されています。新米の季節になったんですね。10月には新米がたべられます。うちの10畳くらいの実験用の水田の稲刈りはこれからです。大きな水田は農家に頼んで作ってもらっています。仕事や私の病気のこともあり、都会からの移住者には稲作が年々無理になってきたのです。
神秘家マリー・ジュリー・ジェニーのへ啓示
「1881年3月24日、聖母は『暗黒の三日間』について彼女にこのように言われました。
「私の祝別された御絵を家の中に飾り、私のロザリオを運んで(もって)しばしばこれを唱えて私によく仕え、私を呼び求める者に対し、私は彼らに属する全てのものを損なわないように致します。
天からの熱は耐えがたいものでありますが、それが家屋に近づいてさえもです。
全天空は炎となりますが、祝別されたロウソク*の灯る家屋には稲妻が浸透しないでしょう。この光のみが唯一、あなたがたを守るでしょう。」
1882年9月20日、聖母は言われました。
「(暗黒の三日間の間)地獄が地上に解き放たれます。」
1905年8月17日、聖母は言われました。
「わが愛する子らよ、主の天主なる御心のうちに生くる全ての霊魂は、危難を受けません。彼らはただ、主の御怒りを知って気絶するに留ります。」
「彼らは天主の正義の大嵐の間、この巨大な力の海洋に囲まれるでしょう。」
、<大嵐の間に唱えるべき祈りと水>
「ああイエズス,死の征服者よ、我らを救い給え」
「われは御身に御礼をなし、崇め、いだき奉る。
ああ崇むべきわが救い主の十字架よ、我らを防ぎ,守り、救い給え。
イエズスは御身をいとも愛し給いたれば、主の模範によりて、我は御身を愛し奉らん。
御身の聖なる御姿によりてわが恐れを鎮め給い、ただ平安と信頼とをかんぜさせ給え。」
「わが天主なる聖心のメダイ、わが崇むべき十字架をしるしたメダイ*、これら二つをコップ1杯の水に浸せ。これらは金属か、厚紙*で作られていなければならぬ。」
「あなたはその水を二度祝福のため、二度浄めのために飲むのである。一滴は食物にたらせ。
わずかなしずくは天罰を遠ざけるのみならず、わが正義の天罰を遠ざけるのに十分である。」
「あなたは未知の病の天罰によって苦しめられる惨めな霊魂に、この水を与えるであろう。」
「あなたはセイヨウオトギリソウを、とくに危難の間の胸の苦しみと荒々しき頭痛のためにとって煎じるだろう。
コレラのためにはサンザシ,未知の熱病のために対しては、においスミレの香りと謙遜の徳が効果がある」
「この致命的な流行の間、守護のための唯一の薬は、薄紙に”ああイエズス、死の征服者よ、我らを救い給え。ああめでたし十字架”と書いて飲みこむことである。」
聖痕者であったマリー・ジェリーー・ジェニーは、1850年2月12日生まれ、1875年12月28日までの5年間聖体のみを食して生きた。1941年3月4日帰天。
*司祭によって祝別されたロウソク(みつろう)…ベイサイドの預言によれば、罪の家では祝別されたロウソクは灯らないと聖母は言われました。聖べネディクトのメダイ、聖心のメダイ、不思議のメダイなどは、今後のカトリック教会の混乱が起こる前に準備しておくべきでしょう。その時には購入できなくなる可能性が大だからです。
*聖ベネディクトのメダイと不思議のメダイには十字架が記されています。(2013年9月26日)
娘たちは預言する
先日「倦まずたゆまず祈れ」という聖句を引用して、願いの取り次ぎの祈りをするべきだと、(2013年9月21日の)使徒聖マタイに対する祈りの項に書きました。その良い例が、最近東京在住のシスターが送ってくれた本にありました。聖母奉献修道会の創立者福者マリー・リヴィエの伝記『あなたの娘たちは預言する』の中にです。
マリーは生後16ケ月の時に2段ベットの上から落ち歩くことができなくなりました。あらゆる治療をしても無駄でした。しまいには、マリーの体はくる病の症状をあらわし、母はもはや天の助けを仰ぐしかないと、家にほど近い「悲しみの聖母」の小聖堂へマリーを連れて行くことにしたのです。マリーは2歳になり、毎日欠かさず4年間悲しみの聖母像の前に連れて行ってもらい、そこに置かれました。「今日はマリア様が私を直してくださるわ。そしたら私一人で帰るわ」毎日毎朝,新たな確信をもってマリーは悲しみの聖母像の前に何時間もとどまり、祈りました。歩くことのできないマリーは、夕方姉か母が迎えに来るまで,飽きもせず聖母像に対峙して祈っていたのです。姉が迎えに行くのを忘れておそくなって、「待ちどおしくなかった?」と聞くと「いいえ、ちっとも!私、マリア様が治してくださるのを待っていたの」と答えたのでした。小さな子供の、なんという忍耐、なんという信仰でしょうか!1774年9月8日聖母の御誕生の祝日にとつぜんマリーは松葉づえをちょうだいと叫び、完全ではないが歩けるようになりました。1777年再度骨折したマリーは、プラデルの聖母聖堂の油を母にぬってもらって2週間後に奇蹟的に完治しました。松葉づえはもういりません。「マリア様が私を直してくださったの!」とマリーは叫びました。8月15日の聖母被昇天の祝日の奇蹟でした。マリーは9歳になっていました。その後、彼女は巨人の歩みで、子供ながら宣教活動(子供たちを集めて学校*を開校)を開始し、ついには修道会を創立するのです。マリー・リヴィエの後の話はまたいつか…。
本日は、トリエントミサでは贖虜(しょくりょ)の聖マリア(写真)の1級祝日をお祝いします。「本日は、回教徒の捕虜となっていたキリスト教徒への聖母の御保護と、これらの捕囚信者の釈放のために働く「贖虜の聖母修道会」の創立とを祝うのである。
1696年、インノチェンツィオ12世により、全教会の祝日と定められた。」(「毎日の典書」)
この贖虜の聖母という称号は,今や悪魔のとりこになっている世界中の多くの子供たちの救霊のために非常に効果ある称号と思われます。
*この学校とは、私塾のようなものでした。(2013年9月24日)
秋深まる
台風18号がすぎてから、毎日気持ちの良い晴天が続いています。気温が日々下がってきたので、犬のグレイは見違えるように元気になってきました。ハスキー犬ゆえ、暑さが苦手で毎夏ぐったりしていますが…。特に今年はぐったりの度合が激しかったように思えます。今年の10月に8歳となるグレイは、人間でいえば64歳で、もはや老犬の域に達していたのでした。
昨日猫のチョコは右足を痛めて少しビっこを引いていました。私は外に出したくなかったのですが、本人が出たいというので、午後外に出しました。なかなか帰って来ず、日付が変わる前にようやく御帰還です。夜はキツネに襲われる可能性が高いというのに、ノンキなチョコです。チョコは臆病なのか大胆なのか、ときどきわかりません。チョコの安全のために、毎日猫の保護者の二ヴェルの聖ゲルトルードに祈っています。
昨日近所のx町に出かけて買い物ついでに花の鉢を3個買いました。金魚草です。雑草を取り、庭をきれいにしてから植えるつもりです。今はペンタス・ディープローズの赤、ピンク、白がきれいに咲いています。
台風がすぎて2,3日後の新聞の気象庁発表の記事で、今回の台風18号には異常なことがあったことがわかりました。日本列島を縦断した台風に、和歌山、三重、埼玉、群馬、栃木の5県で計10個の竜巻が発生していたとのことでした。1991年以降気象庁が突風に関する調査を始めて以来、一つの台風に伴って発生した竜巻として最多なのでした。竜巻は終わりの時のしるしの一つです。
本日のトリエントミサでは、聖霊降臨後第18主日をお祝しました。
典礼文の入祭文「主よ、主に希望する人々に平和を与え給え、主の預言者が真実と見定められるように。」とありました。世界平和は私たちの願いです。日本は今は平和のうちにありますが、まもなく中東で戦争が起こり、それが第3次世界大戦へ進み、核が使われると聖母が最近警告されました(マリア・デバインマースィ)。聖母は、その世界戦争による苦しみを和らげるために毎日ロザリオ3環を祈るように願われています。(2013年9月22日)
聖マテオ(マタイ)
今日は、使徒、福音史家、聖マテオの2級大祝日です。「聖マテオも、神が大いなるわざを行うために選び給もうた謙遜な人々の一人である。
マテオ、またの名はレビといい、税吏であった。税吏は人々に歓迎されない賤しい身分で、ユダヤ人は、税吏と悪人を同義語としていたほどである。
ところが、マテオは、イエズスにしたがうために、すべてをすてる勇気をもつ偉大な人であった。これがために彼は、使徒のひとりとされたのである。
マテオは、最後までイエズスに忠実を守り、エチオピアで殉教したといわれる。」(「毎日のミサ典書」)(絵の中のマテオの背後の人物は福音書を書くためにインスピレーションをささやく天使。)
マテオが税吏だったこととかなり裕福であったことから、マテオに負債の返済や資金調達の取り次ぎを頼むのは理にかなったことです。下記に「使徒マテオへの祈り」を紹介します。祈るときは倦まずたゆまず祈るべきです。
愛するマテオ、聖母の要請(ようせい)により、われらの経済的入用において、われらを助け給わんことを請い願い奉る。負債の返済、また、必要なる資金の調達に関しわれらを助け、この世においてわれらの所有する物を、悪しき者より守り給え。われら、神よりあたえられし物の管理者にすぎんことを知ればなり。アーメン。
(2013年9月21日)
預言―暗黒の三日間;
昨夜、ドイツのヘッジローズの1992年のメッセージを再度読み返しました。ヘッジローズを私は女性だと長年思い込んでいましたが、ドイツの男性でしかも司祭でした。驚きました。司祭の幻視者だったのです。
ベイサイドのメッセージにも出てきましたが、贖いの球について、聖母がヘッジローズにも語っておられました。「ですから、人類は神がお望みになられない懲罰を自ら招いているのです。人類の破壊的な意志は神の意志ではないので、神はすでに贖いの球を準備しておられます。贖いの球は決して心地よい救済ではありませんが、戦争猛威の真っただ中で速やかに心を清めるでしょう。贖いの球は大地を打ち、暗黒の三日間をもたらします。わずかばかり軌道を変えた後、…贖いの球は地球を打ち裂くでしょう。誰もがこの破壊の中では生存できないでしょう。
しかし、すべての指示を真面目にとり、神に全く自分自身を委ねている神のすべての子らは、信仰に踏みとどまり神の御旨に愛をもってまったく自分を委ねている子らは、私によって護られ神の恐ろしい鞭から逃れるでしょう。なぜなら神の愛は懲らしめ打ち叩きはしますが、愛する御父の愛であるからであり、それゆえ神の愛は神を愛するすべての人々を癒し、そして助けるのです。」この預言を読むと、贖いの球が地球を襲う時、暗黒の三日間があるということがわかります。贖いの球は、地球が全面戦争状態のとき、核が使われ、まさに人類が全滅せんとするとき、地球を撃つのです。長年、この贖いの球は、彗星ワームウッヅのことであると考えられてきました。
1846年9月19日、フランス、ラ・サレットにおいて、聖母がご出現し、メラニーとマキシミンにメッセージ『ラ・サレットの秘密』を与えられたました。今日はその記念日です。
今読み返すと、その内容は非常に衝撃的です。167年も前に教会の失墜、ローマ(すなわちバチカン)が異端となることを聖母が預言されていたのです。また現在の教皇フランシスコは反教皇であり、偽預言者であるとマリア・デバインマースィを通して主イエズス・キリストは語っておられます!
32
今がその時です。地獄が開かれます。闇の王の王を見なさい。世の救い主と称して家臣をひきつれた獣を見てごらんなさい。彼は傲慢にも天に達しようと空中に昇ってゆくでしょう。大天使聖ミカエルの一吹きで、その獣は敗北させられるでしょう。獣は墜落し、三日間絶えず動きを活発化させてきた大地は灼熱のマグマを吐き出すでしょう。獣はその追随者どもとともに永遠に地獄の深淵へと投げ込まれていることでしょう。そして、水と火が地上を清め、人間の傲慢の業をすべて消滅させ、すべてが新たになるでしよう。神は仕えられ、栄光を受けられ給もうのです。
*ラ・サレットのメッセージ『ラ・サレットの秘密』の英文とフランス語からの翻訳を今まで引用していた既成の日本語の翻訳文とつき合わせて調べてみると、下記のことがわかりました。
1、告知という言葉は使われていないこと。預言のメッセージは秘密という言葉で表現されている。
2、全体は一つの秘密であり、36の告知としては分割されておらず、全体のメッセージは32の段落に分かれている。
3、今まで引用していた既成の日本語の翻訳文は、編集の段階で、ある段落が分割されて段落が故意に増やされていたり、また段落の前後の順番が入れ替えられたりしている。
引用のために、各段落に便宜的に番号をつけて、「ラサレットの秘密』全体を、段落「1」から新たに翻訳しなおすつもりです。フォルダーの「ラ・サレットの秘密」に随時アップしていきます。(2013年9月19日)
秋晴れ…祈り2
日本中に大雨を降らせて台風18号が去り、今日はうつくしい秋晴れです。青空には雲一つありません。洗濯日和です。
家の前の庭には、春から秋にかけて咲く花たちが、雑草にもめげず、けなげに咲いています。しばらく体調が悪く、庭を手入れしなかったのです。そのうちの一つランタナが、ピンクと黄色の花をつけてかわいらしく咲いています。敷地のあちらこちらには、つゆ草の青が目立ちます。
今日は天使の元后への祈りを紹介したいと思います。
サタンを打ち破るための、天使の元后への祈り
貴き天の元后、至高なる天使の后(きさき)よ!御身は世の始めより、サタンの頭(かしら)を打ち砕く力と使命とを天主より与えられ給もう。御身に、われらはいやしくも嘆願し奉る。御身の聖なる軍団を送り給え。御身の命と力とによりて、天使らが悪霊を追い、あらゆる所にて彼らに立ち向かい、その大胆不敵なる攻撃を打ち破り、永遠の嘆きの淵(ふち)へと追いやらんことを。アーメン。
歴史ー
シトー修道会のあるシスターは、世界中で悪魔たちによって引き起こされた破壊の様子を見せられた。祝されし乙女は修道女に、悪魔が地上に解き放たれ、誰もが天使の元后としての天の御母に、神と人間の敵に対して戦うため天の軍隊を送ってくれるよう嘆願する時が来るということを話された。そのとき聖母はこの祈りを教えられ、これを印刷し、広めるよう願われた。(2013年9月17日)
*天使の元后の祝日は、12月11日
悲しみの聖母
本日は、トリエントミサでは聖マリアの七つの御苦しみの2級大祝日をお祝いします。主日は記念されます。
「ここでいう聖母の七つの御苦しみとは、(1)シメオンの予言(ルカ、2の35)。(2)エジプトへの御避難。(3)エルザレムにおけるイエズスの行方不明。(4)十字架の道(カルワリオ)における御子との会合。(5)十字架の下にたたずみ給う。(6)イエズス十字架よりおろされ給う。(7)イエズスの御埋葬である。
聖母は、御子と苦しみを共にし給うた「同感受難」のゆえに、「殉教者の元后」として崇敬される。すでに中世紀、聖母マリア下僕会によって、この聖母の御苦しみの際式は行われていたが、ピオ7世(1800-23年在位)は、流謫・ナポレオンによる捕囚中における苦しみと、聖母のとりつぎにより解放されたことを記念して、1814年、この祝日を全教会で祝うことを規定した。以前は9月の第3主日に祝われたが、1912年、聖ピオ十世教皇のとき、9月15日に祝日を移された。」(「毎日のミサ典書」)
先日、首にかけるメダイ類(準秘跡という)について書きました(2013年9月11日、「地上の悪…反キリスト」の項)。昨日ドイツのヘッジローズのメッセージをよんでいましたら、聖母が、お風呂やシャワーのときに、聖べネデクトのメダイは決して外してはいけないと言われていました。また空気の汚染に関しても、「汚染されている空気(ケムトレイル等―引用者註)からも護られなくてはなりません。聖ベネディクトのメダイ、そして、そのほかの準秘跡*を身に付ければ、空気の汚染から護られます。…家の扉、窓枠にも聖油あるいは(祝別された油)を塗り、すべての窓に聖べネディクトのメダイと小さな十字架を貼りつけなさい。それらは目につきやすいように貼る必要はありません。」 食物に関しては、「食物は聖水を落として清めなさい。食卓の上に塩やその他の調味料と共に聖水の入った小さな瓶を置いておきなさい。そうすれば苦も無く習慣になるでしょう。食物に聖水を2~3滴たらしなさい。そうすれば、あなたたちを毒で害しようとする悪魔の餌食にならなくて済むでしょう。また聖水をたらした布で果物を拭くこともできます。」
* 不思議のメダイ、大天使聖ミカエルのメダイ、聖ヨゼフのメダイ、保護の聖人のメダイ等
(2013年9月15日)
聖なる十字架の称賛;
上の写真は、ルーベンスの「十字架建立」の絵です。(ベルギー、アントワープの聖母大聖堂内)
9月14日は、トリエントミサでは、聖なる十字架の称賛の1級祝日です。「614年、ペルシァ王コスラウ2世により、エルザレム占領後、奪われ、ヘラクリオ皇帝が、ペルシァ人から奪い返した主の十字架を、そのとき荘厳に祝った。本日は、この歴史の記念日である。
しかし、すでに4世紀から、この9月14日に、十字架発見(320年9月14日)と、コンスタンティノ皇帝がカルワリオ山上に建てた大聖堂の奉献とを祝っていた。)
8世紀には、十字架発見の祝いが5月3日に移され、9月14日は、われらのあがないのしるしを称賛する祝日となった。 (「毎日のミサ典書」)
カトリック信者にとって、われらの贖いのしるしであるイエズス・キリストの御体のついた十字架は非常に大切なものです。ところが、天のメッセージによると近未来において、ローマ(*1) によって、十字架が禁じられ(*2)売られなくなるというのです。聖書も姿を消します。旧約聖書で預言された、神の言葉に飢え渇くという状況が出現するのです。
「その日、私は,地に飢えをおくる。
パンの飢えではなく、
水のかわきではなく、
主のみことばを聞こうとのぞむ、餓えである。
人は、こちらの海から、むこうの海へ、
北から東にいたるまで、よろめき歩く。
彼らは、主のみことばを求めて、さまようが、それを見いだすことは、できない。」(アモスの預言8章)
おそらくロザリオ、メダイも手に入らなくなると思われます。手に入れることのできる今のうちに、購入しておくべきです。
* 1 ラサレットの預言―「地上の悪…反キリスト」参照(2013年9月11日)
*2 「蛇の十字架」参照ー(2013年8月17日)
(2013年9月14日)
マリアの御名の祝日―聖母マリアの栄光;
9月12日は、トリエントミサでは、マリアの御(み)名の1級祝日です。
「ブスチスのベルナルディノの語るところによれば、「アヴェ・マリア*」と言えるようにならされたある小鳥が、ある日、はげたかにとらえられた。その途端、小鳥は、「アヴェ・マリア」と叫んだ。すると、はげたかは、雷に打たれたようになって落ちたとのことである。これによって、主は、知恵なき小鳥でさえ、マリアのみ名によって死から救われるとしたら、誘惑のとき、忘れずにマリアのみ名を呼んで助けを求めるキリスト教徒は、悪魔の手に落ちることはないにちがいないということを、私たちに教えてくださったのであった。」(『聖母マリアの栄光』)
この美しい話をカトリック教徒は忘れてはならないし、これから洗礼をうけようと思う人はマリアのみ名を唱えることを、つまりロザリオを祈るように努めなければなりません。
*アヴェ・マリアとはめでたしマリアとの意味です。
『毎日のミサ典書』によれば―「ユダヤの習慣に従って、聖母の両親は、聖母誕生後8日目にマリアと命名した。それで、イエズスの聖名の祝日が御誕生の祝日後に来るように、聖母の御名の祝日もその御誕生の祝日の後に来るのである。
この祝日は、スペイン,クェンカ司教区に起源を発し、すでに1513年聖庁から許可が与えられていた。17世紀西欧をおびやかしたトルコ軍がオーストリアに進撃し、首都ウィーンを2ケ月余にわたって包囲した時、キリスト教国の軍隊は、聖母の御名を呼びつつ交戦、大勝利を得た(1683年9月12日)。この勝利を記念し聖母に感謝するため、インノチェンツィオ11世教皇は、9月8日直後の主日に、1級祝日をもって全教会で祝うよう規定した。ピオ10世教皇は、1911年、祝日の日を9月12日と定めた。
マリアという名は、シリア語では「婦人」の意味、他の解釈では「苦い海」、中世ごろの解釈では「海の星」である。聖ベルナルドによると、マリアはヤコブから出た輝く星であり、その光は全世界にかがやき、その熱は心を強め、悪を退け、信じる人びとの道を照らす不朽の星である。」(2013年9月12日)
地上の悪…反キリスト
この1,2ケ月の間に 恐ろしいニュースを読みました。一つはインドで1歳半の女児が親戚の男にレイプされ重傷を負ったという事件です。もう一つは、先日中国で6歳の女児が両目をくりぬかれました。角膜を取り売るためです。また、BSテレビのドキュメンタリー番組でアフリカで移植用に内臓を取られた死体がずらりと埋められているという恐るべき画像を半年くらい前に見ました。これらの殺人や暴力は異常な欲望や金のために行われているのです。命は神様からの賜物です。このような犠牲者が世界中でどのくらい出ているのかわかりません。ほとんどが闇の中で行われるからです。20年も前には、米国で毎年3万人の子供が消え、それらは悪魔教の犠牲者であると、ベイサイドで聖母が明らかにされました。黒ミサの犠牲となって子供たちが殺され、その死体がひっそりと墓地に埋められているというのです。
聖母は悪魔のしるしを身に着けてはいけません、とおっしゃいました。動物の骨や角、アンク十字架などです。それらを身に着けることで自分は悪魔のものと,自分では知らないうちにアピールすることになるからです。悪魔のしるしを身に着けていると、誘拐されたり殺されたりしかねないのです。霊的にも実際にも、とても危険なのです。
現在は、20年前よりもはるかに地上の悪は増大し、ソドムやゴモラの地よりもひどいと天は言われています。
カトリックには、メダイというものがあり、お守りとして首に鎖やひもでかけます。お風呂の時も、最低ひもロザリオと不思議のメダイ*をつけるようにしています。信仰がなければ無意味ですが、不思議のメダイ、聖べネディクトのメダイ、大天使聖ミカエルのメダイ、自分の霊名の聖人のメダイなど数個を身に着けています。メダイは司祭に祝別してもらうべきです、とベイサイドの聖母はいわれました。とくに聖ベネディクトのメダイについて強調されていました。悪魔に対して強力な力のあるメダイだからです。
昨夜ベイサイドの英語の本を調べていたら、聖母が下記のラサレットの預言について言及されていました。
ローマは信仰を失い、反キリストの座となるでしょう。(第27の告知)
ラサレットの預言は知っているはずでしたが、英語で読むと、初めて読んだような衝撃がありました。
これはつまりは、バチカンが反キリストの座になると聖母が言われたに等しいからです。ラサレットの預言は真実の預言として認可されたものです。当時の教会が未来の教会の破滅の預言を認めていたということになります。
本日のトリエントミサでは、殉教者、聖プロト、聖ヒアチントの記念が祝われます。「プロトとヒアチントは兄弟で、聖女エウジェニアの召使であった。エウジュニアと共にローマに来て洗礼を受け、3世紀中葉、殉教した。1845年ローマにおいて、その墓が発見され、1934年以来、その遺骨はジャニクロ丘山のプロパガンダ大学新聖堂に保存されている。)(「毎日のミサ典書」)(2013年9月11日)
秋晴れ…祈り
今朝は、久しぶりに気持ちのいい、雲一つない青空です。家の中の気温は 22度。外は20度くらいでしょうか。犬のグレイは気持ちよさそうに犬小屋で寝ています。朝早く出かけた猫のチョコはまだ帰ってきません。
洗濯日和なので、洗濯をしました。ここしばらく雨ばかりの天候にくわえ、私の体調も悪かったので、青空を見ると晴れ晴れします。家の窓から、丘や森、そして遠くの山まで見えます。蝉が鳴いています。
こうした何気ない穏やかな平和がいつまでも続くとよいのですが…。メッセージによればそうではありません。戦争が始まり、反キリストが登場し、世界的な飢饉が起こり、地上に神の罰が下されようとしています。
救いの母という最後の称号を持つ聖母が私たちに懇願されているのは、十字軍の祈りです。ロザリオの祈りです。自分と家族、そして国を護るために熱心に祈らなければなりません。
下記に,無原罪の御孕りの聖母を讃える祈りを紹介します。20年くらい前に古い本の中に見つけた祈りです。美しい祈りなので、当時祈りのカードを作りました。
無原罪の御孕りの聖母を讃える祈り
マリア、御身(おんみ)はことごとくうるわし。
御身のうちには原罪の汚れすらなし。御身はエルザレムの栄えなり、御身はイスラエルの喜びなり、御身はわが民に光栄を与うものなり、御身は罪びとの弁護者なり。
おおマリア、おおマリア、いとも賢明なる童貞、いとも寛仁(かんじん)なる御母、われらのために祈り給え、われらのために、主なるイエズス・キリストにとりなし給え。
V.ああ童貞マリア、御孕りに汚れなかりき。
R.われらのために、御身の生み給いし御子の御父に祈り給え。
祈願 童貞マリアの無原罪の御孕りをもって、御子に妙なる住家(すみか)を備え給いし天主、願わくは御子の御死去の功徳(くどく)によりて、あらかじめマリアをすべての汚れより守り給いしごとく、われらにもその御取り次ぎによりて、清きがままに主に至るを得しめ給え。このわれらの主キリストによりて願い奉る。アーメン。
トリエントミサでは、本日は、殉教者、聖ゴルゴニオの記念を行います。「ディオクレッイアノ皇帝の士官であったゴルゴニオは他の人々に信仰を教えていたが、ある日、信者が殺されるのを見て、あえて皇帝に進言し、忠告した。そのためにむち打たれ、その傷に塩を入れられ、遂に殉教した。4世紀初めの事である。」(「毎日のミサ典書」)(2013年9月9日)
聖母の誕生日
9月8日は、童貞聖マリアの御誕生の2級大祝日です。本日は日曜日なのでふつうは主日のミサが挙行されますが、童貞聖マリアの御誕生は2級大祝日なので、トリエントミサでは、聖母の誕生をお祝いすることができます。主日は記念されます。「主日を記念する」とは、聖母の御誕生のミサの中で主日の典礼の中の集祷文、密誦、聖体拝領後の祈りを唱えることです。ミサ典書には、「永遠より予定され、ダヴィド王家に生まれた、聖マリアは、天と地を結ぶ橋である。」とあります。
聖母のお誕生日のお祝いのプレゼントとして、通常毎日祈るロザリオ以外に、「聖母の御意向のため」という意向でロザリオを1連捧げたらよいのではないか、と思います。聖母のお望みは、主イエズス・キリストのお望みと同じだと思われますが、聖母が自由にその1連を使えるようにと、そのような意向で祈るのはいかがでしょう。
主イエズス・キリストのお望みは、罪びとの救いと御父の栄光です。
今この終末のとき、主と聖母の願いとお望みは、とくに罪びとの回心と救霊です。そのために働き、祈る人を求めておられます。ロザリオ、御憐みのチャプレット、十字軍の祈りを祈る人たちを求めておられるのです。私たち一人ひとりには、神から与えられた特別な、個別的な賜物があります。それを見つけ育て、神のために使うことができるのです。歌うことのできる美しい声をもっている人は、神を賛美するために歌い、その賜物を使えます。祈ることが好きな人は祈り、貧しい人を助けることができる人は助けることができます。料理が得意な人も…誰もが神のために働く賜物をもっています。人間がこの世に生まれたのは、最終的に神に出会うためだからです。聖トーマス・アクイナスは次のように言っています。「霊魂はあらゆる事物を遍歴して、最終的に神に至る」と。25年前に読んだ言葉なので、少し細部が違うかもしれませんが…。つまり遍歴するのもよし、幼い1歳や2歳の頃から神のみもとにあった聖母マリア、幼きイエズスの聖テレジアや福者マリー・リヴィエ(*)のような特別な人生もよし。最終的に神に出会い、神を愛し、神に仕えることができれば、人生はどんなに悲惨でも苦しくとも、たとえ過去に罪深かい生活をおくってきたとしても、終わりよければ、すべてよいのだ。聖トーマス・アクイナスはそう言いたかったに違いない、と若い頃の私は考えたのでした。この言葉で、私は、その当時の苦しみから救われました。
*聖母奉献修道会の創立者
追加 9月には、もう一つ聖母の祝日がありました。9月24日の贖虜(しょくりょ)の聖母の祝日です。(2013年9月1日の9月には…の項への追加です。)
(2013 年9月8日)
竜巻―終末のしるし11
9月3日と9月4日に合計3本の竜巻が関東で起こりました。その2日間、私は非常に体調が悪くほとんど寝たきりでした。埼玉県から茨木県までの最初の竜巻は「F2」というスケールの大きさでした。終末のしるしとして書こうと思ったのは、天のメッセージで(天罰は)3回続けて起こると20年くらい前にいわれていたからです。そのとき言及されていたのは、飛行機事故でした。確かに3度続けて起こっていました。今日の新聞で、栃木県の矢板市と鹿沼市で明らかに竜巻を思われる写真が撮られていました。(写真は矢板市の竜巻―『マロンキャッスル』より)
竜巻は米国でしょっちゅう起こっていましたが、日本で起こるようになったのは最近のことです。少なくとも30年くらい前には、竜巻が日本で起こったなどと聞いたことはありませんでした。
以前のメッセージで、大雨が降り続いたら、天罰が近いというしるしと言われてきました。今年の夏、日本も含め世界では、大雨が続き洪水が続いています。それも大洪水です。ロシアで、中国で。
私は天と地に、
不思議なしるしを起こし、
血と火と煙の柱をおこす。
主の日が、
おそろしい日がくる前に、
太陽は、やみに、
月は血にかわる。主のみ名をこいねがう人たちは、みな救われる。(ヨエルの預言3章)
自分の罪を痛悔し、けっしてもう二度と罪を犯さない決心をして、イエズス・キリストを探し求めなければなりません。人類の救いのために十字架にかけられ受難のうちに苦しみ、その苦しみを御父にささげられた主イエズス・キリストを。
昨日のトリエントミサでは、司教証聖者、聖ラウレンツィオ・ユスティニアノの祝日を祝いました。
「聖ラウレンツィオは、15世紀におけるイタリアの偉大な聖人の一人で、ヴェネツィアの貴族、ジュスティ二アニ家に1381年生まれ、小さい頃から、敬虔できびしい生活をおくった。
アルガの聖ジョルジョの律修参事会の修道院に入り、その聖徳のために、エゥジェニオ4世教皇により、ヴェネツィアの総大司教に推された。1455年1月8日帰天した。1524年列聖」(『毎日のミサ典礼』より)写真は『聖者カレンダー』より。
(2013 年9月6日)
腐敗しない…
カトリック教会の2千年の歴史の中で、目を見張ることの一つに奇蹟があります。イエズス・キリストが地上を歩かれていた時も、イエズス様は多くの奇蹟を起こされました。
そうした歴史の中の奇蹟の一つに聖なる人の死後、何年か経って列聖調査のために墓を開いた時、身体が腐敗していないということが度々あります。聖書に「聖なるものは腐らない」とあるからです。昨日の聖ステファノ王の右腕が腐っていなかった、それは防腐剤を入れたということではなく、自然に墓の中で何年か経過したのちに腐敗していなかったという奇蹟なのです。
日本でも、東京、調布にあるサレジオ会のチマッティ神父[尊者]の墓を死後数年経過してから開いた時その体は腐敗を免れていました。ルルドの聖女ベルナデッタ(1844年1月7日―1879年4月16日)は有名です。奇蹟は一つのしるしです。このカトリックという宗教が天からの真実のものであるというしるしなのです。以前本で読みましたが、1000体以上の腐敗しない身体の奇蹟があるということでした。聖ベルナデッタの写真を載せます。フランス,ヌヴェールの修道院に安置され公開されています。また、1993年6月ローマを訪れたとき、福者マリア・アンナ・タイギの腐敗していない身体がガラスの棺に安置されている聖クリソゴメス教会を訪問しました。ローマ在住の日本人司祭に案内してもらったのでした。フランス・パリの不思議のメダイ教会には、聖カタリナ・ラブレの腐敗を免れた遺体がガラスの棺に安置され公開されています。
本日のトリエント・ミサでは、教皇証聖者、聖ピオ十世の2級祝日を祝います。「 1835年6月2日、北イタリアのトレヴィゾ州リエーゼの貧しい家に生まれた。1858年司祭に叙品され、司牧に従事し、1893年ヴェネツィア総大司教・枢機卿にあげられ、1903年8月4日教皇に選ばれた。実際的知力と強い意志力に恵まれ、柔和と謙遜にひいでていた。牧者としての配慮は、とくに教えの純粋保持、教会法の改革、聖職者と民衆の宗教生活の深化などであった。近代主義を論駁、日々の聖体拝領,小児の聖体拝領の奨励、聖書研究所の創設等は、その一端を示すものである。極めて温情に富み、民情に通じ、しかも他方峻厳な一面を有した。超自然的なものについての直観力と実際的組織的才幹とは、この教皇の政策に方向と特色を与えた。既に生前に聖人たる名声と奇蹟を行うとの評判が高かった。1914年8月20日歿。1951年6月3日列福。1954年5月29日列聖。」
(『毎日のミサ典書』)
(2013年9月3日)
放射能の害から守られるには…
放射能を身に受けてしまったときに、放射能の害から守られるためにはどうすべきか。
「塩分には、被爆症状を抑える効果があることは、長崎で被ばくした医師、秋月辰一郎さんが証明しています。
彼は被ばくした患者さんに濃い味噌汁と塩をたっぷりつけた玄米の握り飯を食べさせ、多くの人々を原爆症から救いました。秋月医師自身、こうした塩分の多い食べ物を取ることで、原爆投下後の長崎でたくさんの被ばく者の治療を行うことができたのです。
この治療法は、秋月医師がX線診断治療を研究した時の経験から生まれました。X線照射により体がだるくなったり、気分が悪くなる「レントゲン宿酔」という症状があり、食塩水を飲むことで体調がよくなることを知っていたからです。
と同時に砂糖は血液を破壊するから食べてはいけないと指示していました。…それで玄米や塩分には造血作用があり、砂糖には、溶血作用があることを知ったのです。( 『長崎原爆記 被爆医師の証言』秋月辰一郎著、日本ブックエース、参照)
この情報は『長生きしたけりゃ肉は食べるな』からの引用です。
本日のトリエントミサでは、証聖者、聖ステファノ王の祝日を祝いました。「聖ステファノ1世王は、969年、ハンガリアのアルパート族の豪族ガイザの息として生まれ、4・5歳の頃、最初の殉教者ステファノの名を取って受洗された。995年ドイツの[聖]エンリコ2世の妹ギゼラを迎えて妃とし、共にはげまし合って信心業や修徳に精進し、教会修道院を建立し、多くの慈善を行った。ガイザの没後(997年)王位を継ぎ、施政公正、その行状、その政治および布教活動において、使徒的支配者の鑑となり、教皇に交渉し、ハンガリア国内の教会組織を確立し、ハンガリアに信仰公布のため努力し、その国を聖母にささげた。布教上の功により教皇シルベストロ2世は、彼に王冠(現存している)と国王の位と称号とをおくったが、これにより1000年御降誕の祝日に、彼はハンガリア最初の国王の位についた。
彼の謙遜と愛徳とは、今もことわざに残っているほどである。1038年、彼の王子エメリヒ(1007―1031年)とともに列聖された。腐敗していない彼の右手は、ブダの場内礼拝堂に保管されている」(『毎日のミサ典書』)(2013年9月2日)
9月には…
9月には、マリア様の祝日が聖母の月の5月のようにいくつかあります。9月8日は、聖母のお誕生の祝日。9月12日は、マリアのみ名の祝日。9月15日はマリアの七つの御苦しみの祝日です。9月15日は、現代の典礼では悲しみの聖母の記念日ですが、日曜日に重なっているので日曜日の典礼が優先されます。トリエント典礼でも、今年は日曜日の典礼が優先です。
追加:9月には、もう一つ聖母の祝日がありました。9月24日の贖虜(しょくりょ)の聖母の祝日です。
上記の絵は、アンティークのお店のホームページで見つけたものです。あまりに美しい聖画なので、トップに載せました。最近ホームページを見たらSOLD OUT(売り切れ)になっていました。
「マリアよ、地上の悲しみを忘れたまわざれ」エティエンヌ・アザンブルによる無原罪の御宿り 初聖体記念の聖画…1949年 フランス …この聖画において、純白の衣と青のマントを身に着けた無原罪の御宿りなる聖母は、夜空を背景に下弦の月の上に立ち、右手を胸に当てて天を仰いでいます。聖母の頭を飾る光輪の前面には、あたかも王冠正面に嵌め込まれている宝石のように、美しい星がひときわ強い光を発して輝いています。
聖画の画面内、左下の隅に”E.AZAMBRE(Etienne Azambre 1859-1935)の署名です。」
(「アンティークアナスタシア」)
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