終末の時―大警告・再臨におけるカトリックの伝統と正統な信仰を求めて

聖ヒルデガルド

聖ヒルデガルド

神の啓示をうける聖ヒルデガルド

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青空...不思議


最近は毎日のように青空です.昨日の朝、ミサに与るために竹林の坂を上ってゆくと、真っ青な青空がチャペルの屋根の上に見えました。今日も、雲一つない美しい青空です。そのうえ、とてもあたたかい。神に感謝。

ここ1週間は、『聖女ヒルデガルドの生涯』という本を読んできました。(14,5年前に購入し、しまいこんでしまっていたのを先週見つけたのでした。)聖女の不思議、奇蹟、癒しについて書かれてあり興味深かったのです。また、聖女が天から受けた悪と悪魔についての記述、悪魔祓いについても大変興味深いものでした。(下に引用します。)

実は、最近悪について20年ほど前に読んだトーマス・アクイナスの言葉を思い出したからでした。

20年前の記憶ですから細部は言葉が違うかもしれません。

「悪とは、平和に住んでいる人のところへ、突然やってきて悪さをする」

邪悪な人の背後には、あるいは人間の悪意の背後には必ず邪悪な霊がいます。MDMメッセージによると、イエズス・キリストは、邪悪な人間とかかわってはいけない、人の悪意に応じてはいけないと明言されています。



「…私(ヒルデガルド)は次のようなことを見ましたが、それは自分でというよりも有りて在る主によるものです。

悪霊にもさまざまな種類がある。汝が尋ねし魔物は人間の振る舞い(に含まれている)
悪徳のような技能を保持している。彼は人間と共に束縛されることなく留まっている間、主の十字架、聖者の聖遺物、あるいはそれ以外の主の儀式に関わる物を無視し嘲笑し大した怖れを抱くことはない。彼はこれらのものを好きではないが、ちょうど愚か者や軽率な者たちが賢い人々に言われた警告や言葉を簡単に片づけるように、急いで通り過ぎるふりをする。このため、この魔物は他のものよりも追い出すのが難しい。断食と苦行、祈り、施し、それに神ご自身の命令によってのみ追い出されるであろう。
それゆえ、人間の答えではなく、生きて在る者の答えを聞け。
生ける神に犠牲を捧げたアベル、ノア、アブラハム、メルキゼデク、ヤコブ、それにアーロンの名において、よき評判を博し、その人生の徳が推奨される七人の司祭を順に選べ。さらに七人目として、父なる神に自らを十字架上で捧げたキリストの御名で選べ。
断食、苦行、布施、そしてミサを執り行った後、彼らをして謙虚なる心を持ち、ストール付の司祭服をまとわせ患者に近づかせよ。彼女の周りに立ち、各人の手に、神の命でエジプト人を、紅海を、そして岩を打ったモーセの杖を象徴する杖を持たせよ。かの地で杖によって神が奇蹟を見せられたように、ここでも神は、杖によって、邪悪な敵を追い払い自らの栄光を讃えられるであろう。七人の司祭は聖霊の七つの贈り物を象徴する。最初に水を渡って運ばれ、人間の顔に生命の息を吹き込んだ神の霊が、疲れ切ったこの人間から不浄な霊を追い出すように。
そして、第一のアベルの名で立つ者が杖を手にして言うべし。「聞け、悪しき愚かな霊よ。この人間に巣食うお前がだれであろうと、あらかじめ人間によって考えられたのではなく、在りて生きる者により明らかにされたる言葉を聞け
……」(原文のまま)*

*この手紙は悪魔に取りつかれた人間に関しヒルデガルドがプラウヴァイラーの大修道院長の問い合わせに応えた手紙の一部です。メッセージでは、ロザリオの声が響く空間に悪魔はとどまれないと言われていますが、十字架と聖遺物を悪魔は恐れないということもあるのですね。(2015年11月6日)

カテゴリ→聖ヒルデガルド


聖ヒルデガルドの預言…反キリストについて

10日くらい前にロザリオの十字軍の方から聖ヒルデガルドについての情報がもたらされました。14,5年以上前に、反キリストについての聖ヒルデガルドの記事(*1)を読んだ記憶がうっすらとありました。下はその情報についてのメールです。個人情報はカットしています。聖ヒルデガルドは12世紀の人(1098-1179)です。


「…ドイツ人の予言者で聖ヒルデガルトという人がいます。反キリストと、いい教皇様と悪い教皇様のことを予言しています。…聖ヒルデガルトの医学の本はでています。修道院を作った人で修道院長もしていたみたいです。私が…にいたときにドイツ人で聖ヒルデガルトの医学の本をもっていた修道士さんで私が…の病気があったころはパワーストーンの石と薬草をくださいました。…の病気がマリア様から癒された時はその修道士さんにパワーストーンの石と薬草の薬をかえしました。...」

興味深かかったので、さっそく関連本を2冊購入し、昨日届きました。「中世思想原典集成」と「大預言」です。下に転載記事の一部を載せます。(2014年10月15日)

転載:


『「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」

 反キリストは、イスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮し、「ユダヤ人の救世主」として、世界に迎え入れられるらしい。

「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」

 この反キリストには強力なバックアップが現れるという。「偽法王」(*2)だ。

「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し(*3)、自分を法王に選出させるだろう。彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」

 さらに予言はこう続く。

「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。彼の刻印は地獄の洗礼。人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」

 偽法王と反キリストの結託。それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまうという。政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ち、人類は「この刻印を持たぬ者は売ることも、買うこともできなくなるほど」彼らによって、完全に支配されてしまうというのだ。

「キリスト者」に象徴される、反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」。獣の完全な支配の前には、むなしいあがきにすぎないのである。
 なんと恐ろしい予言だろう。もしかしたら、こうした事態は、もう進行しているのかもしれない。
 さて、完全な支配をはたし、地上最高の権力を握った時点で、反キリストは自分を「神」と宣言。最後の奇跡を試みるが、そこには意外な結末が待っているという。

「昇天の計画は、精巧な装置を巧みに操縦することによって準備された。その出来事が起こる瞬間、耐えがたい悪臭を放つ雲が発生する。昇天の瞬間に落雷が彼を襲い、打ち殺す。この事件を通して多くの人が正気に戻ることだろう」』

転載終了

(*1)転載元

www.asyura2.com/sora/bd6/msg/937.html

引用者註

*2 カトリックでは法王とは言わない。偽教皇のことである。
*3 終末の出来事が延びたので預言が変更になったと思われる。あるいは暗殺の代わりに教皇が退位させられるということになった。

カテゴリ→反キリスト

無題

聖ヒルデガルドの預言2

聖ヒルデガルドは、多くの終末の出来事を預言していました。特にアメリカ合衆国について(と思われる)預言に注目してみます。
米国の預言者、故メアリー・ジェーン・イーブンの預言に、「アメリカは内部から攻撃される」、「アメリカ国内にロシア軍と中国軍がいてアメリカは内部から攻められる」、「日本は国連軍(中国軍)によって攻められる」,「中国軍はタンカーに隠れて日本に上陸する」という預言が20年~15年くらい前にありました。彼女は日本にフランツ・カイラーとともに3回くらい来日して講演しました。

聖ヒルデガルドの預言を下に貼ります。聖ヒルデガルドの預言では、(国内の)戦争によってアメリカが滅びると預言されているわけではありません。地震、嵐、津波によって滅びると預言されています。しかし「国が二分され」という部分に注目すれば、それは地震によって二分されるとも考えられますが、メアリー・ジェーン・イーブンの預言をも想起できるのではないでしょうか。つまり国が二分されるような戦争が国内で起こるという意味に取れるかもしれません。
またMDMのメッセージでは、アメリカが第三次世界大戦をおこす4つの帝国*の一つにあげられています。それは、シリアとエジプトの内乱から第三次世界大戦が起こると預言されているのです。
そういえば、フランツ・カイラーがアメリカ合衆国が荒廃して、将来村のようになると言っていたことを思い出します。村とは、国が滅びてしまった状態なのでしょうか。

「大彗星が来る前に、善良な人々を除き、多くの国々の民が欠乏と飢えで清められる。相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国は、地震、嵐、津波によって滅びる。この国は二分され、その多くが海没する。この国は、海辺で多くの悲劇に遭い、虎と獅子によって東洋の植民地を失うだろう。はかり知れぬ力をもつ大彗星が、海から多くの水を押し出し、多くの国々に洪水をおこし、多くの飢饉と疫病をうむ。海岸沿いの都市はみな震え上がり、多くが津波によって破壊される。生物のほとんどは死に絶え、免れたものさえ、恐るべき病によって死ぬだろう。それらの町のどこにも、神の教えに沿って生きる者がいなかったからである」(『大預言』林陽著)


「大洋の中の大国」をアメリカ合衆国と想定すると、アメリカは戦争ではなく地震、津波、嵐によって滅びると聖ヒルデガルドは預言しています。この預言は聖書の次の箇所に酷似しています。

「…日、月、星に、しるしがあらわれ、地上では国々の民がなやみ、海と大波のとどろきに恐怖するだろう。天の力がふるいうごくからである。…」

終末までに、地震、嵐、大津波によって世界中の国々は、善良な神を信じる者以外滅びるということになるのでしょうか。日本もまた、この20年来、信仰のある地域をのぞいて,海に沈むと預言されてきました。
どの宗教に属していてもロザリオを祈るように聖母は勧めておられます。ロザリオは、自分と家族、自分の住む地域を守れるのです。家族を守るためには1日3環のロザリオを祈るように聖母は言われていました。(2014年10月16日)


*世界の四つの地域とは、四つの帝国―アメリカ合衆国、ロシア、ヨーロッパ、中国である。(2013年9月24日のMDMのメッセージ)
写真はグーグル画像集より
 

カテゴリ→終末のしるし

聖ヒルデガルドの預言3

聖ヒルデガルドは、終末の出来事をいろいろ預言しています…エリアとエノク(*1)についても。終末に地上にもどり殺されると、ラサレットの聖母が預言においてエリアとエノクについて言及しています。

また、黙示録第11章には、二人の証人について記されています。「私は二人の証人に荒袋を着せて1260日の間預する権力を与えよう。かれらは地の主のみ前に立つ2本のかんらんの木、二つの燭台である。その二人を苦しめる者があれば、その口から火が出て、敵をやきつくす。かれらを苦しめるなら、こうして亡ぼされる。かれらは預言する間雨を降らさないように天を閉じる権力をもち、また水を血に変える力をもち、のぞみのままに何度も地上をあらゆる災害で打つ力も持っている。かれらがその証明を終われば、深い淵から上る獣が彼らと戦い、勝ってかれらを殺すであろう。かれらの屍は、ソドムともエジプトともたとえられている大都市の広場に横たわる(この町はかれらの主が十字架につけられた所である。)いろいろな民、部族、言葉、国の人々は、三日半かれらの屍を見、その屍を墓におさめるのをゆるさないであろう。地上に住む人々は、かれらの死のためにたがいによろこび祝い、贈り物を交わすであろう。この二人の預言者は、地上に住む人々を苦しめたからである。しかし三日半ののち、神からくる命の息がかれらにはいったので、かれらは足で立った。それを見たものは、非常な恐怖を感じた。かれらは、天からの強い声が、「ここに上れ」というのを聞き、敵の前で、雲にのって天に上った。その時大地震が起こり、町の十分の一は破壊され、この地震のために七千人が死んだ。生き残った人々は怖れに打たれて、天の神に光栄を帰した。…

ラサレットでは次のように聖母は言われました。(カテゴリ『ラサレットの秘密』)


「教会は没落し、世界は狼狽することでしょう。しかし今、神の霊に満たされたエリアとエノクが現れるでしょう。二人は神の力によって説教し、善意の者たちは神を信じ、多くの者たちが慰められるでしょう。エリアとエノクは聖霊の賜物によって大いに前進し、反キリストの悪魔的退廃を非難するでしょう。
災いなるかな、地上に住む者たち!血まみれの戦争、飢饉、疫病、伝染病が襲うでしょう。怖ろしくも空から動物が降ってくるでしょう。都市をゆり動かすほどの雷雨、国々を飲み込んでしまう地震があるでしょう。空中に人の叫び声が聞かれるでしょう。人々は壁に自分の頭を打ちつけ死のうとするでしょう、その一方で、死は人々にとって苦しみであるのです。血はいたる所で流されるでしょう。もし神が試練の時を短くされないなら、一体誰が勝利者となるでしょう。義人の血と涙と祈りとを通して天主はなだめられ給うでしょう。エノクとエリアは殺されるでしょう。異教のローマは消え失せ、天からの火が降り、三つの大都市を焼き尽くすでしょう。全世界は恐怖に打たれ、自分たちの中に生き給う真のキリストを崇拝してこなかったゆえ、人びとは自らを迷うがままにさせるのです。こうしたことはすべて彼らのただなかに生き給う真のキリストを礼拝しなかったために起こるのです。時はきました、太陽は暗やみ、信仰だけが残るでしょう。」(『ラサレットの秘密30番』)


聖ヒルデガルドの預言では、旧約時代の預言者エリアとエノクが神によって地上につかわされる頃、「反キリストは、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。その頃、エルサレムの市街には、キリスト者の血が川のように流れるだろう。」(『大預言』林陽著)

そのような恐るべき宗教弾圧の終末のときにエリアとエノクは地上に現れ、人々を真理に導く。

「その時神は、秘められた心の中にこの時まで保たれている二人の証人、エリヤとエノクを遣わすであろう。かれらは反キリストを拒み、誤っている人々を真理の道に引き戻すであろう。最も強く、かつ最も柔らかな美徳を信仰者に示すであろう。二人の言が互いに一致するときに、聞く人々の信仰は強められるであろう。
真の神を知り告白することを選ぶ者はみな、神の正義の旗を携えて忌まわしい過ちを捨て、これら二人の老いた証人に従うであろう.かれらは、村を越え、道を越え、町を越えて、滅びの子が偽りの教理を吹きかけたどこにでも急ぎ、聖霊によってしるしを行う。それを見るだれもが、大いなる驚きに包まれるであろう。
大いなる奇蹟が彼らに与えられるのは、人々が曲がった偽りのしるしを拒否できるためである。滅びの子は邪悪な行為を不法の中で行い、稲妻が焼くように魔術で人々を燃え上がらせる。だが、エノクとエリヤは、義の教理という稲妻によって、彼の全部隊を震え上がらせ、追い払い、信仰者を結束させる
だが、エノクとエリヤは最後に反キリストによって殺され、労苦の報いを天で受けるであろう。かれらの声が消えるため、世においてはかれらの教理の花は枯れしぼむ。」(聖ヒルデガルドの預言―「大予言」より)

これから終りのとき(the END TIMES)を迎えますが、エリアとエノクが現われて地上の私たち、汚れなき御心の祈りの軍隊、ロザリオの十字軍、MDMのインターネット祈りのグループその他世界中にあるロザリオの軍隊、カトリック信者を結束させるということになると思われます。(2014年10月21日)*1旧約時代の預言者。死ぬことなく天に昇った。いつかイスラエルの栄光を再興するために地上に再び現れると信じられている(列王記下2:11)(『カトリック小事典』より)*写真はグーグル画像集より

カテゴリ→聖ヒルデガルドの預言


「スキバス」より

聖ヒルデガルドの預言4


聖ヒルデガルドは最後の審判の有様も見ていました。最後の審判の有様は聖フランシスコ・サレジオの『信心生活の入門』からその「黙想」についての記事を書きましたから、それも合わせて読まれるとよいと思います。カテゴリ『公教要理』の中に収録されています。黙想の題目とはいえ、聖人の書かれた最後の審判の有様です。それゆえ真実性が高いと思われます。
聖ヒルデガルドの幻視の最後の審判の部分の翻訳文を「大予言」(林陽著)から下に引用します。

「私は見た。すべての元素と被造物が大変動によってゆれうごき、火と風と水が噴出し、地は動かされ、稲妻と雷が炸裂し、山々と森林は倒れ、死すべきものすべてが姿を消した。すべての元素が純化され、中にあった穢れが消えてなくなった。私は、一つの声が大いなる叫びとなって世界に響くのをきいた。
『汝ら地に倒れたる人の子ら、みな立ち上がれ!』
すると、見よ、地に横たわっているどの場所にある人骨も、みな一瞬につなぎ合わされ、肉に覆われた。男も女も全員、欠けるところのない胴と手足をもって起き上がり、それぞれの行いが公然と見られるよう、善人は輝かしく、悪人は黒々と現われた。彼らの中には、信仰の印を押されている者も、押されていない者もいた。おされている者たちの中には、金色の輝きを顔から放つ者もいたが、顔が陰になっている者もいた。それが彼らの印だった。
突然、東から大きな光が輝きだした。私はそこに、人の子が、世におられた時と同じように、傷が開かれたままの御姿で、天軍を伴い、雲の中で来臨されるのを見た。主は、世界を清める大嵐の上に漂う、輝いても燃えてはいない炎の座にお座りなった。印を受けている者たちは、旋風に乗るかのように宇宙に擧げられて主に加わり、いと高き創造主の秘密を示すあの輝きの場所に入った。
こうして善人は悪人から引き離された。主は優しい御声で義人を祝福し、天の王国を彼らに指差した。また、不正な者たちを恐ろしい御声で地獄の責め苦に定めた。とはいえ、主は彼らの行為について尋ねも語りもせず、ただ御言葉が宣告を与えたのである。良かれあしかれ、誰の行いも主には明らかである。印を受けていない者たちは、悪魔の軍勢とともに、北の領域に遠く離れて立っていた。彼らはこの審判に来なかったが、つむじ風の中でこれらの出来事をすべて見、激しいうめき声を上げながら審判が終わるのを待っていた。
審判が終了すると、稲妻と雷鳴と風と嵐はやみ、漂う諸元素の塵はいっせいに消えて、すべては大いなる静寂に包まれた。選民は太陽の光よりも輝き、大いなる歓びの中で、神の御子と祝福された天の軍勢とともに天へ旅立った。邪悪なる者たちは、悪魔とその天使たちと共に、大いなる絶叫とともに、火の燃える領域に追われた。天は選民を迎え入れ、地獄は邪悪なる者を飲み込んだ。天では大歓声と賛美の声が沸き起こり、地獄では大いなる悲鳴と絶叫が沸き起こった。とても人間の言葉には言い表せない。
黒い覆いが剥がれたかのように、すべての元素が静かに燦然と輝き出した。火はもはや高熱を持たず、大気は重さを除かれ、水は勢いを失い、大地は震動から解かれた。太陽と月と星は、大いなる装飾のように天できらめき、昼夜を分かたぬように固定され、もはや軌道を巡らなくなった。こうしてすべてが完了した。」

何という畏怖すべき有様なのでしょう。なんというすばらしい光景が、最後の審判では展開されるのでしょうか。輝やかしく善人たちが主に迎え入れられるに比べ、悪魔と悪人たちの地獄への追放の恐ろしさ…この最期の審判の有様を黙想すれば,2度と罪は犯せない、犯すまいと決心できるのではないでしょうか。(2014年10月27日)

カテゴリ→聖ヒルデガルド

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